中村壱太郎、中村隼人が「源氏物語」を『META歌舞伎』として仮想空間から配信

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中村壱太郎、中村隼人が「源氏物語」を『META歌舞伎』として仮想空間から配信

松竹株式会社が、歌舞伎史上初となる“仮想空間”上で、『META歌舞伎 Genji Memories』をオンラインLIVE公演として行うことを発表した。本企画では、バーチャルプロダクション(3DCG背景・VFXと現実世界で撮影した映像をリアルタイムで融合する撮影手法)を用いて、「源氏物語」を題材に歌舞伎作品を製作。中村壱太郎が5役の女性を演じ分け、中村隼人が光源氏役に挑む。

中村壱太郎が女方として演じ分けるのは、藤壺(声のみ)、葵の上、六条御息所、夕顔、玉鬘(声のみ)と全く違うキャラクター性を持つ女性5人。絶世の貴公子・光源氏を演じる中村隼人と、男女の「出会い」「恋」「衝突」「別れ」を四季の情景に合わせて舞踊と台詞で描き出す。

このほか、中村壱太郎は総合演出もつとめる。さらに『GARO-VANISHING LINE-』『GOH』『呪術廻戦』などの監督で知られる朴性厚(パク・ソンフ)、2021年に設立したスタジオ「E&H production」の演出スタッフが制作協力。脚本は、『プリンセスチュチュ』『SHIROBAKO』『天地創造デザイン部』などで知られる横手美智子。また、『呪術廻戦』『THE GOD OF HIGH SCHOOL』で演出を手掛けたアニメーターの西澤千恵が演出に協力。

なお、本公演は2022年1月に開設される「代官山メタバーススタジオ」のバーチャルプロダクション技術を活用して開催される。平安時代を緻密に再現したバーチャルセットと歌舞伎俳優の実写映像をリアルタイム合成することで、まるでその俳優が平安時代にいるかのような没入感を生み出すことができるという。歌舞伎の演技様式と最先端技術を組み合わせ、従来の制作手法の枠を超えた舞台演出が見どころの一つだ。

歌舞伎俳優、人気アニメの脚本家・演出家、そしてバーチャルプロダクションの技術チームがタッグを組み、「歌舞伎×バーチャルプロダクション技術×アニメ演出」の新感覚エンターテインメントを誕生させる。

『META歌舞伎 Genji Memories』は、2022年1月下旬に実施予定。1週間のアーカイブ配信あり。

目次

コメント紹介

◆中村壱太郎(藤壺・葵・六条御息所・夕顔・玉鬘役)
本作では未来型な視点で「歌舞伎×バーチャルプロダクション」をテーマに掲げ、美しき『源氏物語』の世界を描き出します。私は声の出演含めて5役の源氏の世界に生きる女を演じ、作品全体の総合演出をさせていただきます。短時間の配信に詰め込む美学を追求しようと意気込んでおります。共演には日頃から公私共に親 交のある中村隼人くん、そしてアニメーションの世界から脚本に横手美智子さん、演出に西澤千恵さんのお 力添えをいただき、最高のチームとこれまでにない映像美をお届けできるよう日々創作に励んでおります。
また、LIVE配信の後に配信される「アーカイブ配信」は、ただ本編のLIVE生配信をアーカイブとして送り出 すのではなく、メイキングなどの特典映像盛りだくさんでお届けいたしますので、こちらもご注目いただきたいです。ぜひ、我々の新たなる挑戦を見届けてください。未来に繋がる「歌舞伎」を、世界に羽ばたく「歌舞伎」を目指します!

◆中村隼人(光源氏役)
光君を勤めさせていただくことは大変光栄なことで、とても責任を感じています。歌舞伎は古典を大切にしながら、新しいものを創造し続けることによって残ってきた演劇です。今回は源氏物語が持つ美しい世界観を最先端のものにするべく、様々なスタッフの皆様と一緒に“新しい源氏物語”を創り出していけるようにつとめたいと思っています。先輩であり同志の壱太郎さんが思い描く世界がどのような作品になっていくのか、僕自身も大変楽しみです。

◆横手美智子(脚本)
『源氏物語』を語り直す機会をいただいて、改めて気がついたのは、様々な女たちの生き方の物語だということでした。平安という時代にあっても、彼女たちは現代の私たちと同じような悩みを抱え、喜びを感じているようです。西澤さんの演出による華やかなCGの舞台で、壱太郎さん、隼人さんがどのように 演じてくださるのか、楽しみでなりません。

【歌舞伎美人HP】https://www.kabuki-bito.jp/news/7235

(C) 松竹株式会社

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