『初春海老蔵歌舞伎』自身の名を冠した公演に「並々ならぬ努力と覚悟で挑む」


2021年1月に新橋演舞場『初春海老蔵歌舞伎』が上演されることが明かされた。2008年~2010年、2014年~2020年と毎年のように新橋演舞場での1月の歌舞伎公演に出演してきた市川海老蔵だが、自身の名前に「歌舞伎」がついた公演は初めてのこととなる。

また、新型コロナウイルス感染症の影響により、自身の團十郎襲名が延期となる中、9~10月に全国公演を行い、11月11日(水)から福岡・博多座での公演を控える海老蔵にとっても、東京での長期の歌舞伎公演は1年ぶり。演目は近日発表予定である。

コメント紹介

この度、来る2021年1月新橋演舞場にて「初春海老蔵歌舞伎」と銘打ち、公演を行なわせていただくこととなりました。

1月の新橋演舞場の公演にはこれまで毎年のように出演させていただいており、私にとって最も思い入れのある公演と言っても過言ではありません。

コロナウイルスの影響により、5月より予定しておりました團十郎襲名が延期となり、未だ先が見えない状況の中ではありますが、歌舞伎の灯を絶やさないと決断し、本年9月より全国での巡業公演を開催させていただき、明日から博多座での公演も控えています。そして今度は東京で、このような時だからこそ前を向いて、伝統文化、さらには日本の劇場文化の灯を絶やさないよう自分に何ができるのかと考え、今回の公演を決断いたしました。

これまでも「市川海老蔵特別公演」や、自主公演の「ABKAI」などの公演をさせていただいておりますが、今回は大変ありがたいことに公演名に「海老蔵歌舞伎」と銘打たせていただきます。その責任は大きく、並々ならぬ努力と覚悟で挑んで参る所存にございます。大変な今だからこそ新たな挑戦をしてまいります。

コロナ禍の中、十分な感染対策をしながら、劇場が賑わいを取り戻すきっかけになれるよう、微力ながら尽力いたします。そして、1人でも多くの皆様に歌舞伎というエンタテインメントを通じて笑顔に、そして元気になっていただければうれしく思います。出演者・スタッフ一丸となってお客様に楽しんでいただける演目を模索し良い舞台をお届けできますよう精一杯勤めますので何とぞお力添えの程、よろしくお願い申し上げます。

公演情報

2021年1月3日(日)~1月17日(日) 新橋演舞場

【出演】市川海老蔵ほか
【チケット発売】12月6日(日)10:00より電話予約・webにて受付スタート

【公式サイト】https://www.kabuki-bito.jp/

チケットぴあ
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。