2021年2月26日~3月14日
目次
平家残党と源義経の“その後”を描いた傑作長編「二段目」。
終わりなき戦いのなか、甦る幽霊ひとびとの声・・・。
今が昔に、昔が今に 現代を抉えぐる<逆襲劇>復活。
源平合戦の後も平家の武将たちが生き延びていたという設定のもと、平家残党と源義経の“その後”を描いた「義経千本桜」は全五段の傑作長編。その二段目「渡海屋・大物浦の場」は、海に身を投げて自害したはずの平知盛が、船宿の主人となり義経に復讐を企てる物語です。
変わりゆく時代の中、変わらぬ信念で戦った知盛の姿は、今どんな相貌をもって現れるのか。平成から令和の改元、疫病による日常の変化を受けての2021年版を演出するのは、もちろん初演・再演に続き多田淳之介。歴史や社会に対する切実な視線、激情と哀切から〈今〉と切り結ぶ作風で、ジャンルを問わず衝撃的な作品群を世に問い続けています。
2012年初演、2016年再演と、形を変えながら時代を抉ってきた〈逆襲劇〉が三たび登場。歴史の狭間に消えた幽霊たちの声が甦ります。
詳細情報
公演期間 | 東京:2021年2月26日~3月8日 愛知:2021年3月13日~3月14日 |
劇場 | 東京:シアタートラム 愛知:穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース |
キャスト | 佐藤誠 大川潤子 立蔵葉子 夏目慎也 武谷公雄 佐山和泉 山本雅幸 三島景太 大石将弘 ほか |
スタッフ | 作:竹田出雲・三好松洛・並木千柳 演出:多田淳之介(東京デスロック) 監修・補綴:木ノ下裕一 ほか |
主催 | 木ノ下歌舞伎/一般社団法人樹来舎 |
公式サイト | https://kinoshita-kabuki.org/tokaiya2021 |