2021年2月7日~2月14日
実話をモチーフに、狂気とエロスを描いたキ上の空論の最新作。
#12『ピーチオンザビーチノーエスケープ』
アパートの一室。
壁や床はペンキで青く塗られていて、
誰が名付けたのかそこは《ビーチ》と呼ばれていた。
ビーチにはセーラー服姿の女や、ナース服やミニスカポリスなど、
安っぽいコスプレをした女たちがすし詰めになって生活している。
毎日夜になると藤谷ミキオがビーチにやってきてランダムに女を呼ぶ。
その日は「セーラー」が呼ばれた。
女たちに見守られる中、セーラーは服を脱ぎ、藤谷ミキオに被さる…。
毎日行われるセックスが藤谷ミキオと女たちの“全て”だった…。
#14『PINKの川でぬるい息』
ユキは、『カンザキ』という名前の猫と暮らしていた。
両親とは仲が悪く、小説家の父が以前に仕事場で使っていたアパートを、
わがままを言って陣取り、そこに暮らしてもう11年経つ。
ユキは近所の喫茶店でバイトをしながら、
夜は風俗店でも働いていた。
昼夜で全く違う世界に身を置く自分を楽しんでいたユキだったが、
ある日、喫茶店にやってきたミーナ(女)に一目惚れをする。
風俗を辞め、ユキはミーナと付き合う事に。
やがて一緒に生活を始める。
ユキは、ベッドにぎゅっとなって、
みんな(猫と恋人)と眠るのが好きだった。
そんな時、外に遊びに出かけていたカンザキ(猫)が、
ゲロと一緒にロッカーの鍵を吐き出す。
ユキとミーナと、ミーナの元恋人・ベンジャミン(シャブ中の女)は、
鍵が合うロッカーを見つける為、街中を探し回る。
少しだけ刺激的な日々と、くだらない会話を繰り返すうちに、
不意にユキは、中学生の時に、
学校で飛び降り自殺をした「神崎君」の事を思い出す。
蘇る中学時代の記憶から“今の自分”に違和感を感じ出したユキは、
“中学時代”と向き合っていく。
私は神崎君(没年14歳)と、わりと仲良しだったなぁ…
詳細情報
公演期間 | 2021年2月7日~2月14日 |
劇場 | シアターサンモール |
キャスト | #12『ピーチオンザビーチノーエスケープ』R-18 藍澤慶子 井上実莉 浦田すみれ 小嶋直子 斉藤マッチュ 佐藤沙千帆 田中あやせ 谷沢龍馬 仲井真徹 難波なう 春山椋 美里朝希 宮島小百合 山田梨佳 山谷ノ用心 ゆにば#14『PINKの川でぬるい息』 広川碧 薫太 岩井七世 陽和ななみ 小日向雪 須田拓也 大垣友 中島庸介 小関舞 川原一馬 *アフターイベント |
スタッフ | 作・演出:中島庸介 舞台監督:本郷剛史 ほか |
主催 | |
公式サイト | https://officeuwanosora.wixsite.com/peach-pink?_fsi=rIyKkk9x |