2020年8月1日~8月26日
中村勘九郎、片岡愛之助ら人気役者が出演!
<第一部>
河竹黙阿弥 作「連獅子(れんじし)」
文殊菩薩が住むといわれる霊地清涼山。その麓の石橋に、狂言師の右近と左近が手獅子を携えて現れ、石橋の由来や、文殊菩薩の使いである霊獣の獅子が仔獅子を谷底へと蹴落とし、自力で這い上がってきた子だけを育てるという故事を踊って見せます。やがて、満開の牡丹の中に親獅子と仔獅子の精が現れると・・・。
<第二部>
岡村柿紅 作「棒しばり(ぼうしばり)」
次郎冠者と太郎冠者は無類の酒好き。ある日、主人の曽根松兵衛は外出中に酒を盗み飲まれないよう一計を案じ、次郎冠者の両手を棒に、太郎冠者を後ろ手に縛りつけて外出します。飲めぬとわかるとますます酒が飲みたい二人は、協力して酒を酌み交わし始めます。そうして二人がほろ酔い気分で踊り出したところへ、松兵衛が帰ってきて・・・。
<第三部>
義経千本桜「吉野山(よしのやま)」
桜が満開の吉野山。源義経の愛妾静御前は、都を落ち延びた恋しい義経を追って旅を続けています。その供をするのは、義経の忠臣である佐藤忠信。静の旅の憂さを晴らすため、忠信は過ぎし日の屋島の合戦の様子を物語ります。実は忠信は、静が義経から預かった「初音の鼓」の皮に使われた狐の子で・・・。
<第四部>
三世瀬川如皐 作「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」源氏店
鎌倉雪の下の源氏店。和泉屋の大番頭、多左衛門の妾宅では、湯上がり姿のお富が化粧をしています。そのお富に番頭の藤八が付きまとうところへ、小遣いをたかりに来た蝙蝠の安五郎が相棒を連れて現れます。「切られ与三」と異名を取り、体中に傷跡のあるその連れの男はなんと、かつて愛した与三郎――3年前、伊豆屋の若旦那だった与三郎と元芸者のお富はひと目惚れし密会を重ねますが、当時お富を囲っていた旦那に知れると、与三郎は瀕死の重傷を負わされます。一方のお富は身投げしますが多左衛門に救われます。そんな事情を知らない与三郎は・・・。
詳細情報
公演期間 | 2020年8月1日~8月26日 |
劇場 | 歌舞伎座 |
キャスト | 松本幸四郎 片岡愛之助 中村七之助 市川中車 中村勘九郎 市川猿之助 坂東彌十郎 片岡亀蔵 中村扇雀 坂東巳之助 中村壱太郎 中村児太郎 中村橋之助 中村歌之助 市川猿弥 |
公式サイト | https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/683/ |