ミュージカル『next to normal(ネクスト トゥ ノーマル)』が、2021年3月25日(金)から4月17日(日)まで東京・シアタークリエで再演されることが決定した。今回は、安蘭けい、望海風斗らの2チーム制で上演される。
『next to normal』は、音楽をトム・キット、脚本・歌詞をブライアン・ヨーキーが手掛けた作品で、ミュージカル作品として「双極性障害」や「統合失調症」といった精神疾患を初めて扱った。
2009年にはトニー賞11部門にノミネートされ、主演女優賞・楽曲賞・編曲賞の3部門を受賞。2010年には『RENT』に次いで、ミュージカル作品としては史上2番目のピューリッツアー賞受賞作となった。タイトルから連想される「何が普通で、何が普通でないのか?」という普遍的なテーマを、力強いポップとロックで描いている。
日本では2013年にシアタークリエで初演されており、再演を希望する声が高く、2018年には、シアタークリエ10周年を記念したコンサート公演『TENTH テンス』内でダイジェスト版が披露されていた。今回の再演は、演出を上田一豪が担当する。
描かれるのは、平凡な父・ダンと母・ダイアナ、息子・ゲイブと娘・ナタリーの4人家族。彼らは、現代アメリカの平凡な家庭のはずだった。しかし、母親であるダイアナは双極性障害を患い、現実と幻想の間で生きている。
朝食のサンドイッチ用のパンを床一面に敷き詰めたり、一人で会話をしたり、不可解な行動を取る彼女・・・そんな彼女をなんとか支えようとする夫のダン。家族は優しく接し、なんとか回復させようと努力していたが・・・。16年間の闘病の先に見えた、希望の光とは――。
出演は、母ダイアナ役の安蘭と望海のほか、ゲイブ役に海宝直人と甲斐翔真、ダン役に岡田浩暉と渡辺大輔、ナタリー役に昆夏美と屋比久知奈、ナタリーと恋仲になるヘンリー役に橋本良亮(A.B.C-Z)と大久保祥太郎、ダイアナを見るドクター・マッデン役に新納慎也と藤田玲が名を連ねた。なお、ダイアナ役の安蘭とドクター・マッデン役の新納は、日本初演にも出演していた。
『next to normal』は、2022年3月25日(金)から4月17日(日)まで東京・シアタークリエにて上演される。チケットは、1月22日(土)より一般発売開始。
『next to normal』公演情報
上演スケジュール
2022年3月25日(金)~4月17日(日) シアタークリエ
【音楽】トム・キット
【脚本・歌詞】ブライアン・ヨーキー
【演出】上田一豪
【出演】
ダイアナ:安蘭けい/望海風斗
ゲイブ:海宝直人/甲斐翔真
ダン:岡田浩暉/渡辺大輔
ナタリー:昆夏美/屋比久知奈
ヘンリー:橋本良亮(A.B.C-Z)/大久保祥太郎
ドクター・マッデン:新納慎也/藤田玲