多和田任益が、耐震補強工事を終えリニューアルした紀伊國屋ホールで、2作連続の『熱海殺人事件』に挑むという話を聞いた時は、心底驚いた。そんなことができるのか?『熱海殺人事件』という作品に一度でも触れたことがある人は、その過酷さは想像に難くないだろう。
ただ、疑問には思ったが不可能とは思わなかった。それはたぶん、2017年『熱海殺人事件 NEW GENERATION』の時も、2020年『改竄・熱海殺人事件』モンテカルロ・イリュージョンの時も、鮮やかに強度を増した“俳優”としての姿を、多和田が示してくれていたからだ。
今回、6月10日(木)からは中江功演出の『新・熱海殺人事件』、6月24日(木)からは再演となる『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン~復讐のアバンチュール~』が連続上演される。多和田は、『新・熱海殺人事件』では熊田留吉役を、『モンテカルロ・イリュージョン』では木村伝兵衛役を演じる。
この途方も無い挑戦について、つかこうへいの傍でその作品を見つめ続けてきた岡村俊一プロデューサーの視点を交えながら紐解いてみた。
(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)
「岡村さん、できるって言ってました?」
――多和田さんにとって2作連続の『熱海殺人事件』が始まりますが、最初どう思いました?
多和田:まず「岡村さん、できるって言ってました?」って確認しました(笑)。そうしたら「できるって言ってたよ。あとは、本人次第かな」とおっしゃっていたと聞いたので、「やります!」とお返事しました。嬉しいお話だしやる気満々だったんですけど、本当にできるのか、それだけが不安だったんです。
岡村:これが初めての『熱海殺人事件』だったら、「大丈夫」とは言ってないよ。僕らは毎年『熱海殺人事件』をやっているので、どれくらいの練習量があればいいのか、思い起こしにどれくらいかかるかのか、ある程度分かっているので。確かに「やる」のは大変だけれど、思い出して「できる」という状態に戻るのは、そんなに時間はかからない。変えた部分が大変。
今回、多和田は『新・熱海殺人事件』で熊田留吉、『改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン~復讐のアバンチュール~』(以下、モンテカルロ)で木村伝兵衛と、連続でやるけど、『モンテカルロ』を中屋敷(法仁)がどれくらい変えているのか。聞いたら「1、2曲変えるくらいかなあ」って言ってたけど、1、2曲変えるって結構なことなんだけどね(笑)。
多和田:『新・熱海殺人事件』は、中江(功)さんの演出で、「基本はつかさんがやっていたことを踏襲する」とおっしゃっていて、そういった意味では、4年前になりますけど『熱海殺人事件 NEW GENERATION』をやっていたので、ある程度はできるという算段はありました。
岡村:これをやりきったら、2003年の時の筧(利夫)と広末(涼子)以来の偉業だよ。あの時も、俺がやってみようって言ったら、つかさんにも驚かれたな(笑)。筧と広末は『幕末純情伝』と『飛龍伝』を続けてやったんだけど、一人の人間があの2作品を両方やるというのは、やっぱり量としてはおかしくて。
それと同じぐらい、『熱海殺人事件』の熊田と、『モンテカルロ』の伝兵衛を一人の人間が短期間でやるというのは、ちょっとおかしいと思うことではある。『熱海殺人事件』って、競技に例えたら、400メートルリレーみたいにバトンを渡し合いながらマラソン状態で2時間走る、みたいな感じだから。
多和田:確かに!
岡村:それを2作連続でやろうっていうのは、正直身体には悪いかもしれない。でも、できたらすごいこと。だから、多和田がやるって決心したのなら、演劇界の二刀流になれるよ。
多和田:パッと見、強靭な肉体を持っているとは思われないと思うんですが、自分ができると思えばできるんです。やっぱりやめておけばよかった~とか、今も一切思ってないです(笑)。
新しい人が育っていく場所を求めた、『NEW GENERATION』
――もう4年前、という感じですが、2017年の時の公演については今どんなことを思い出しますか?
多和田:とにかく、全力でやっていたという覚えがあります。ただただ必死、というか。今回『新・熱海殺人事件』は、伝兵衛役のあっちゃん(荒井敦史)とか、大山金太郎役(※Wキャスト)の龍ちゃん(松村龍之介)は経験があって、引っ張っていってくれる感じがあるんですけど、2017年の時は、一緒にやったみかてぃ(味方良介)もまりお(黒羽麻璃央)も文音ちゃんも初めてだったから、みんなで同じスタートラインから手を取り合って走り出した感じがありました。
岡村:あの時は、『NEW GENERATION』だったから。意識的にリニューアルしなければいけない年だったんだよね。2010年につかさんが亡くなって、つかこうへい事務所をどうやって運営していくか、というところから始まって。最初は(山崎)銀之丞、次に馬場(徹)がやってくれて、2015年には風間(杜夫)さんや平田(満)さんたちもやってくれて、そのあとを受けて、我々が何をすべきか。
そう考えた時に、まったくの“新世代”でやらないと、この伝説はダメになると思ったんですよ。ただ単に、お経を読むような人たちになってはいけない。新しい人が育っていく場所にしないと。
『熱海殺人事件』って、さっき言ったように激しい競技なので、一つの公演期間をやり遂げると俳優が育つんですよ。人間が、一度にあんなにたくさんしゃべることってないから。あれだけの文章を解析して、いろんな思いを体験するということだけでも、俳優の肉体は無理を強いられつつも育っているわけです。それを証明するためには、まったく新しい人たちが取り組まなければならない。
味方にしても、麻璃央にしても、当初の多和田にしても、稽古を始める前にはすごくかわいかったけど、『熱海殺人事件』を経験したあとは少し骨が太くなった感じがしたよね。
多和田:果たして「出来ていたのか?」というと、たぶん、出来てはいなかったんだと思うんです。その時にできることを、一生懸命やっていたんですけど。ただ、まりおとも言ってたんですけど、感覚的に「変わったな」と思う部分がありました。周りからも、芯が太くなったみたいって言われましたもん。あの激しい競技を走り抜けたからこそ、俳優として一歩大きく前進したような感覚が得られたんだと思います。
岡村:熊田って、難しい役どころなんですよ。常識人でありながら、常識であることが「おもしろい」って見せなければいけないから。語弊があるかもしれないけれど、木村伝兵衛には奇っ怪さが必要。その奇っ怪さには「演じる」という自己との差がある。一方、熊田というのは「自己の判断力で見せる」部分が多い。俳優として求められる作業が違うし、かかる負荷も変わってきます。
今はみんな立派になったなと思うけど、あの時の味方には「これは本当に大丈夫か?」と思ったこともあったし、麻璃央もフラフラになっていたし、当時は多和田が一番しっかりしていたかな。最近の味方とか見てると、あれがどうやったらこうなるんだ?と思うこともあるぐらいだったから。
多和田:あの頃のみかてぃはどこへ?って感じですよね(笑)。
――それだけ、皆さんが『熱海殺人事件』を経て「育った」ということですよね。今、4年ぶりに熊田という役と向き合ってみた手応えは?
多和田:稽古初日から「ああ、そうだった」と戻ってくる感覚がありました。岡村さんにも言ったんですけど、「熊田っておもしろい」ってすごく思ったんです。前回やった時は、まだそこまで思う余裕もなくて。
でも今は、「この台詞はこういう意味があったんだ」「こんなにおもしろい台詞だったんだ」という発見がすごく多かったです。すごく楽しめているなって・・・、前回も楽しんではいたんですけど、より深く楽しめている気がしています。
それから、違う人がやっている『熱海殺人事件』を観に行ったり、それこそ『モンテカルロ』をやっていた時にも思ったんですけど、はたから見ると熊田って確かに難しいですよね。
岡村:そうそう。
多和田:石田明さんのやる熊田を観た時に、みんなすごいことをしている中で、熊田は話を引っ張ったり、置いていかれたり、物語を動かすバランサーだなと感じたんですよ。あと、2時間の中で成長もしますよね。観ていて、よくあれをやれていたな・・・って思いました。そういう意味でも、年齢と経験を重ねてから改めて同じ役に取り組めるというのが、すごく嬉しくて。今、めっちゃ楽しんでいます。
岡村:若い頃は、台詞って覚えるもので、俳優は覚えてしゃべることが仕事だと思っている部分があるじゃない。でも『熱海殺人事件』に踏み込むと、覚えてしゃべる先に、とんでもない苦行が待っているんだよね。台詞をしゃべりながら、「これを見なくてはいけないんだ」「これを考えないといけないんだ」「これを感じ取らないといけないんだ」と、膨大なやらなければいけないことが出てくるから。
多和田:そうですそうです、間違いない(笑)。散りばめられすぎていて、放っておいたら先が繋がらない、だいぶ前に出てきたことがここで回収されている、みたいなことがすごく多いですもんね。
――だから演劇の“教科書”のような作品と言われるんでしょうね。ちなみに、熊田と伝兵衛を両方やった方はいらっしゃるんですか?
岡村:そうだなあ。銀之丞はもともと金太郎を演じていて、年齢を重ねてから伝兵衛になったけど。あと、春田(純一)さんは昔つかさんのもとで熊田を演じて、今、自分で公演を打つ時は伝兵衛をやっているね。そうやって、時間を空けてという例はあるけど、この若さで、しかも紀伊國屋ホールで2作連続、しかも違う役っていうのは例がないね。本来なら、稽古は時間がかかるものだから。だって、阿部寛が『モンテカルロ』をやった時は、つかさんと6ヶ月稽古していたんだよ。
多和田:6ヶ月?!考えられない。
岡村:それぐらいやったから、ファッションモデルから大俳優になった。だって、阿部さんって今もそんなに口が回るタイプじゃないでしょう。でも、口にする言葉の意味がちゃんと分かる。つかさんは、口が回るとか回らないとか、台詞が覚えられるとか覚えられないとかは「関係ない」っていう人だったから。役者がしゃべれなかったら、その台詞はいらないって言う。それは、俳優が大事なことを経験していればいいということ。
知られざる『モンテカルロ・イリュージョン』の制作秘話
――『モンテカルロ』は、阿部寛さんのために描き下ろしたと言われていますよね。
岡村:実は、『モンテカルロ』の話ができた背景には、ちょっと変な話があって。
多和田:え、聞きたい。何があったんですか?
岡村:あれは・・・『熱海殺人事件』の旅公演をしていた時のことだったと思うんだけど。つかさんと一緒に九州から帰る時に、新作を作る、または、旧作をリニューアルしようという話をしていたんです。リニューアルについては『飛龍伝』で成功したので。
空港に向かうタクシーの中で、『いつも心に太陽を』にオリンピックという要素を入れてもうちょっと詳しくやってみませんか?と言ったのね。この作品は、水泳選手の話で、男同士の恋愛を題材にしていて、風間さんと平田さんでやって大ヒットしたから。つかさんは「うんうんうん」としか言わない人だったので、そのときもそうやって聞いていたんだけど・・・。
そのあと、『熱海殺人事件』の稽古に行ったら、そこでオリンピックの話が始まっていたんですよ(笑)。それが『モンテカルロ』。
多和田:えっ、そうだったんですか?
岡村:つかさん、我慢できない人だったから。思いついたら今やってるやつに入れちゃうの(笑)。阿部さんをイメージして書いたのは間違いないんだけど、そこに突然、「オリンピックの話を入れておもしろくする」っていうアイデアが、頭の中で逆巻いちゃったんだね。
多和田:初めて知りました。やっぱり阿部さんのために書かれた戯曲っていう印象が強かったので、そんなきっかけがあったとは・・・。
岡村:あれは、俺もびっくりした。一緒に制作していた人たちとも「つかさん、入れる芝居が違うんだよなあ・・・」って言っていたのを覚えています(笑)。それぐらいびっくりした。でも、そういうことはよくあったんだよ。例えば、小西真奈美がやった『二代目はクリスチャン』なんて、いつのまにか原発の話になっていたからね。全然クリスチャン関係なくなっちゃった(笑)。よほど原発に興味があったんだろうね。
今やっていることに、今考えていることを入れざるを得ない。いや、入れたくてしょうがない。入れないといやな人だったのよ。
多和田:だからこそ、こういう作品が生まれたんですね。
岡村:そうだね。殺人事件とモンテカルロはほとんど関係がないのに、つかさんの頭の中ではつながっちゃったから。
多和田:冷静に読むと、よくわからないな?って思いますもん。でも、やっている時は全然そんな思わないし、実際に立ってやると繋がるからおもしろいんですよね。
――つかさんの戯曲って、確かに文字で読んでも分からないところが多々あるんですが、役者さんの身体を通して観ると、なんであんなに胸を打つんだろうと思います。
岡村:そう。だから、今でも稽古場で少し変えようとなった時もみんなで止まって考えたりするの。というのは、台詞が繋がっているかというよりも、肉体と脳が繋がっているかどうかの方が重要だから。
そりゃ、しゃべることはできるんですよ。台詞だから。だけど、必ずそうなる、量があるからこそ必ずその方角に引っ張られる、みたいに作っていくのは結構難しくて。小さなワードが一つ入ったら「それでいける!」ってなったり、「一つなくなったことでなんか違和感が生まれたり。
多和田:あります、超あります。
岡村:そういうことって、やりこんで、全体が流れてくるようになってやっと気付くんだよね。「これいらないんじゃないか?」と思う台詞も、誰かが一息吸うためにあるんだ、とか。そういうことがいっぱいあるんです。そしてそれは、役者の肉体にしか書いていない。だから、つかさんの作品は記録として書かれている台本はあまり当てにならないんですよ。
続けることで、もっと未来は広がる
――演出家さんごとに、その解釈も変わってきそうですね。多和田さんは、2017年は岡村さん、昨年と今年『モンテカルロ』で中屋敷さん、そして『新・熱海殺人事件』で中江さんと、3人の演出家さんと『熱海殺人事件』に取り組まれますが、違いは感じますか?
多和田:共通しているのは、『熱海殺人事件』という戯曲を愛している、という気持ちだと思います。当たり前なんですけど。
岡村さんは、つかさんのことをよく知っていらっしゃるから、今までの歴史や繋がりを踏まえていろんなことを言ってくださるので、毎回すごく勉強になります。そして、すごく役者自身を見てくださっているなと毎度思います。役者の個性が立つように考えてくださるし、それを自然に落とし込むのが上手な方だなあと思います。
中江さんとは、ご一緒してみて「そういう考え方もあったのか」と思うことがよくあって。中江さん自身も、「僕が観た時にはこう思ったんですけど、どうなんでしょう?」と、岡村さんや僕らにも聞いてくださるんです。お客さん的な目線もお持ちだからこそ生まれる純粋な疑問が、おもしろいです。
屋敷さん(中屋敷)は・・・変態だなって思います。
岡村:(笑)。
多和田:これ、ふざけて言っているわけじゃなくて、その言葉がぴったりなんですよ!もともと、屋敷さんとは戯曲探訪「つかこうへいを読む 2019春」でご一緒したんですね。この企画は、屋敷さんが『熱海殺人事件』を分析するというもので、いろんなバージョンの『熱海殺人事件』をくっつけて読んでみたんです。・・・無理やり繋げているから、読む僕らとしては急にいろんな伝兵衛が出てきてなんだこれ?状態だったんですけど。ただ、屋敷さんの熱意はすごかった(笑)。
『モンテカルロ』の時も、屋敷さんがずっとやりたいと思っていた戯曲なんだなっていうのが肌で感じ取れるぐらいでした。稽古場で、常に興奮状態なんですよ。それぐらい、いい意味で頭のおかしい感じが作品と合っているなと思いました。
――作品と演出家さんの相性が見えますね。
多和田:今はもう、屋敷さんじゃない演出家さんと『モンテカルロ』をやると想像すると、不安になる身体になってしまいました・・・。
――岡村さんは、昨年の『改竄・熱海殺人事件』をどうご覧になっていましたか?
岡村:未来を創る、という初号機としてはよく出来ていたと思います。覚えてしゃべって感じた、その奥にある苦しみや辛さ、内包しているたくさんの物事を、スルメのように噛んでいくことができれば、もっと未来は広がると思います。4年に一度とかでもいいから続けていければ、新しい歴史が刻めるんじゃないかなと思います。
――10年一昔と言いますが、つかさんが亡くなられてからも10年が経ちました。つかさん亡き後もいろんな方が『熱海殺人事件』に挑戦して来られた姿は、岡村さんの目にはどう映っていますか?
岡村:最初の年、伝兵衛役の銀之丞、熊田役の武田と、つか家の者と一緒に金太郎をやった柳下大くんは、衝撃を受けていましたね。残念ながら彼は引退してしまったけれど、『熱海殺人事件』の経験を精神的支柱として、がんばって伸びていった印象はありますね。それから、馬場と(大谷)英子のペアはすごかった。世代の力とは「こういうことだ!」と見せてくれた感じ。
俳優にとって一番大事なことって、俳優が俳優そのものになることだと思うんです。伝兵衛になるということよりも「馬場徹になる」「味方良介になる」「多和田任益になる」ということが難しい。俳優って、最終的には「俺になるんだ」と思って生きていると思うんですよ。
確かに、伝兵衛を演じる多和田任益、熊田を演じる多和田任益なんだけど、それを観た人が「これが多和田任益だ」と思ってくれるのが、正解だと思うんです。そういう瞬間が、きっとお客さんにとっての「かっこいい」になる。
いい洋服着て、いろんなポーズをとっている瞬間も「かっこいい」んだけど、この「かっこいい」はさほど衝撃的「かっこいい」ではない。人がやって見せたことが「その人の素晴らしさだ」と感じられることが、きっとつかさんが追い求めていたかっこいいなんじゃないかと。つかさんが人を裸にしていくような台本を作り続けてきたのには、そういう理由があると思うんです。
多和田:深いなあ。確かに、と思いました。何かを観に行った時、「作品がおもしろかった」という感想でとどまる時と、「それはそうとあの役者さんすごかった!」と思う瞬間がありますね。後者の方が、興奮度がすごいというか、記憶にも残っている気がします。今、岡村さんがおっしゃったのはそういうことなのかなと思いました。
――多和田さんも、ちょうど俳優デビュー10年ですよね。10年目のこの経験は、終えたあと計り知れない財産となりそうですね。
多和田:本当にありがたいです。たかが10年で、10年で終わるつもりもないですけど、やっぱり節目は大事だと思うので。『熱海殺人事件』は、自分が変わる一つのきっかけでもありました。見える景色が変わった気がしたんですよね。だから、またやらせていただけることも、岡村さんや屋敷さんとお世話になった方々とまたご一緒できること、紀伊國屋ホールが新しくなったタイミングでやらせていただけること、すべてに感謝ですし、ご縁を感じます。この2作連続への挑戦は、この先の10年、20年にとってすごく大事なリスタートになる気がするので、喉がカラカラになってもいいから最後までやりきるぞ!と思っています。
岡村:大丈夫ですよ。絶対、大丈夫。
多和田:例えちょっと自信ないかもと思っても、岡村さんに「大丈夫」って言われると不思議と自信が持てるんですよね。今までこの戯曲をいろんな人がやってきたのを見た上で「大丈夫」って言ってくださっているということもあるし、何より、岡村さんは大丈夫じゃない時は「大丈夫じゃない」って言うの知ってるから(笑)。岡村さんに「大丈夫」って言ってもらえたので、安心して突き進みたいと思います!
『新・熱海殺人事件』公演情報
上演スケジュール
2021年6月10日(木)~6月21日(月) 紀伊國屋ホール
※6月10日(木)17:00公演は紀伊國屋ホール新装開場記念公演
※6月16日(水)17:00公演は「熱海殺人事件」スペシャルイベント(通常公演は行わず)
スタッフ・キャスト
【作】つかこうへい
【演出】中江功(フジテレビジョン)
【出演】
木村伝兵衛部長刑事:荒井敦史
熊田留吉刑事:多和田任益
婦人警官・水野朋子:能條愛未 向井地美音(AKB48)
犯人・大山金太郎:三浦海里 松村龍之介
【紀伊國屋ホール新装開場記念公演】
ゲストヒロイン:愛原実花
<チームRED>
水野朋子:能條愛未/大山金太郎:三浦海里
<チームWHITE>
水野朋子:向井地美音/大山金太郎:松村龍之介
<紀伊國屋ホール新装開場記念公演>
出演:荒井敦史、多和田任益、能條愛未、向井地美音、三浦海里、松村龍之介
ゲストヒロイン:愛原実花
【公式サイト】http://www.rup.co.jp/
『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン ~復讐のアバンチュール~』公演情報
上演スケジュール
2021年6月24日(木)~6月27日(日) 東京・紀伊國屋ホール
スタッフ・キャスト
【作】つかこうへい
【演出】中屋敷法仁
【出演】
木村伝兵衛部長刑事:多和田任益
速水健作刑事:菊池修司
婦人警官水野朋子:兒玉遥
容疑者大山金太郎:鳥越裕貴
【公式サイト】https://www.atami2020.jp