JR東京駅前に約1300席の新劇場誕生!2029年度開業へ 運営は梅田芸術劇場

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阪急電鉄株式会社が、東京駅八重洲エリアで進行中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」において、新設される再開発ビル内に約1,300席規模の劇場を取得し、開業することを発表した。劇場の運営は、阪急電鉄の100%子会社である株式会社梅田芸術劇場が担い、2029年度の開業を予定する。

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JR東京駅前に新たなエンタメのランドマークが誕生

新劇場が設けられる「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、JR東京駅の目の前、約2.2ヘクタールという都内有数の敷地に、オフィス、商業施設、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナルなどを集約した延床面積約39万平方メートルを誇るミクストユース型大規模複合ビルを開発するプロジェクト。

ビルの竣工は2029年1月末を予定しており、新劇場はその中核施設の一つとして、3階から6階の一部に位置する。

阪急電鉄は、兵庫県の「宝塚大劇場(2550席)」「宝塚バウホール(526席)」、東京都千代田区の「東京宝塚劇場(2079席)」という3つの宝塚歌劇専用劇場に加え、大阪市北区で「梅田芸術劇場(メインホール/1905席)(シアター・ドラマシティ/898席)」を運営している。特に梅田芸術劇場は、長年にわたりミュージカルや演劇の自主制作も手がけ、豊富な実績とノウハウを蓄積してきた。

今回発表された新劇場では、これら5館の劇場経営・運営で培った経験とネットワークを最大限に活かし、ミュージカル、演劇、そして宝塚歌劇やコンサートなど、世界にも発信できる上質な演目の上演を目指す。

世界と日本を結ぶ新たなエンタテインメントの拠点へ

また、阪急電鉄はJR東京駅前という最高の立地を活かし、国内外から幅広く顧客を招き入れ、世界と日本を結ぶ新たなエンタテインメントの拠点形成を目指すとしている。また、来場客のみならず、出演者や公演関係スタッフを含む全ての関係者から愛される劇場づくりに努め、同エリアの賑わい創出と芸術・文化の発展に貢献していく方針である。

具体的な劇場名や、こけら落とし公演などの詳細は、決定次第改めて発表されるとのこと。

新劇場の規模は?既存劇場と比較

約1,300席という客席数は、日生劇場(1,330席)やSkyシアターMBS(1,296席)、東京建物Brillia HALL(1248席)に近い。また、東京国際フォーラム ホールC(1,502席)よりやや規模が小さく、同じく梅田芸術劇場が運営するシアター・ドラマシティ(大阪・898席)よりは大きめの規模感だ。演劇、ミュージカル、コンサートなど、多様なジャンルの公演に対応可能な中規模から大規模の劇場として位置づけられるだろう。

新劇場(名称未定)の概要

新劇場(名称未定)の概要
所在地 東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
(八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の3階から6階の一部)
客席数 約1,300席
開業時期 2029年度
運営 株式会社梅田芸術劇場
設計・施工 ・基本設計・実施設計監修・監理、都市計画・再開発コンサルタント / 株式会社日建設計
・実施設計・監理 / 鹿島建設株式会社、有限会社空間創造研究所(劇場・舞台設備)
・施工 / 鹿島建設株式会社
交通アクセス JR「東京」駅八重洲口(徒歩3分、地下直結)
東京メトロ銀座線「京橋」駅(徒歩2分、地下直結)
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅(徒歩5分)
東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅(徒歩8分)
 

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