2021年7月14日(水)・7月15日(木)の2日間、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールにて、ストーリー・コンサート『クララ-愛の物語-』の再演が決定した。A・Bの2チーム制で、【A】水夏希と佐賀龍彦(LE VELVETS)、【B】伊波杏樹×渡辺大輔の組み合わせ。
本作は、ドイツが生んだ2人の天才作曲家ロベルト・シューマンとヨハネス・ブラームスと、彼らを愛し支えたクララ・シューマンの物語を、読売日本交響楽団のチェリスト渡部玄一が生み出した本格的な演奏と朗読で構成したかつてないスタイルの公演。
昨年12月に上演された初演が大きな反響を呼び、観客からの熱い再演の要望を受けたことにより、早くもこの再演が決定した。さらに内容もブラッシュアップされた。
幼少の頃よりピアノの才能を発揮し、天才少女としてその名を広めていたクララ。やがて、クララの父の弟子ロベルト・シューマンと互いに愛し合うようになる。厳格な父は二人を遠ざけ、誹謗中傷をするが、名誉毀損で訴え、晴れて結婚することに。
それから13年。2人はピアニストと作曲家として、互いに確固たる名声を手に入れていた。しかし、ロベルトは疲労から神経を衰弱させていく。そんな中、知人の紹介で訪問してきた若きヨハネス・ブラームスが自作のソナタをピアノで弾き始めると、ロベルトの顔に喜びの光が射した。
ヨハネスが弟子となり、シューマン一家には明るい日差しを持ち込んだかのようだった。しかしロベルトの心の病は、密かに肥大していて――。
クララ役には初演に続いての出演となる水、伊波を配し、シューマンとブラームスの2役はヴォーカルグループLE VELVETSの佐賀と、渡辺が演じる。
ストーリー・コンサート『クララ-愛の物語-』は、7月14日(水)・7月15日(木)の2日間、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールにて上演される。
チケットは6月26日(土)10:00より一般発売開始。
受付URL:https://w.pia.jp/t/clara2021/
コメント紹介
◆水夏希
クララ・シューマンの物語に再び出会います。素晴らしい生演奏と共に新しいパートナーと新鮮な気持ちで取り組みたいと思います。初演の時とは全く違う世の中ではありますが、変わらない物は何一つありません。全ては時と共に生まれ変わっていく。変わらない過去の出来事、歴史に残された素晴らしい音楽。その解釈さえも時代と共に変わっていく物だと思いますので、新たな発見と共に、今liveで上演できる瞬間を大切に、物語を紡いでいきたいと思います。お楽しみに。
◆佐賀龍彦
シューマンとブラームスを演じます。同じ時代、同じ時間を多く過ごした2人の作曲家は、全くといっていいほどに違う曲調の作品を残しました。そしてその2人に深く関わったのが天才ピアノ奏者クララ。3人の、音楽と恋慕と苦悩の物語。今回の朗読と音楽の融合は、互いがより輪郭を持って皆さんに届くのではないかと思います。新しい彩りに心を染めに、ぜひおいでください。
◆伊波杏樹
本作、『クララ-愛の物語-』 にてクララ役で出演させて頂きます、伊波杏樹です。演奏者の皆様、そしてキャスト2名で紡がれていく音楽朗読劇ということで、魅了する素晴らしい演奏に気持ちを委ね、愛を信じ、歩き続けた彼女と、彼との生い立ちを、しっかりと演じ、届けたいと感じています。その場所へ響き渡る“音”と“”言葉“たち、立体感のある素敵な作品に仕上げていきたいと思いますので皆様、ぜひよろしくお願いいたします!
◆渡辺大輔
この素敵な作品に携わることができ、なおかつ実在した人物を演じられる事に幸せを感じています。
素敵な物語に加え、ソプラノ、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ4名の奏者によって奏でられるシューマンとブラームスの数々の名曲との融合で、どのような化学反応が起きるのか心の底から楽しみです。いま世の中が大変な時期ではありますが、皆様の貴重な時間をお借りして素晴らしい時を過ごせればと思っております。
ストーリー・コンサート『クララ-愛の物語-』公演情報
上演スケジュール
2021年7月14日(水)14:00開演(Aチーム)/18:00開演(Aチーム)
2021年7月15日(木)14:00開演(Bチーム)/18:00開演(Bチーム)
※Aチーム(クララ役:伊波杏樹/シューマン・ブラームス役:渡辺大輔)
*Bチーム(クララ役:水夏希/シューマン・ブラームス役:佐賀龍彦)
【劇場】彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
スタッフ・キャスト
【作・演出】渡部玄一(読売日本交響楽団)
【出演】
水夏希/佐賀龍彦(LE VELVETS)
伊波杏樹/渡辺大輔
<演奏>
岡田愛(ソプラノ)
枝並千花(ヴァイオリン)
渡部玄一(チェロ)
島田彩乃(ピアノ)
【公式サイト】http://www.tokyo-eg.com/(東京アンサンブルギルドHP)