明日海りおが退団後初のオリジナルミュージカル!『マドモアゼル・モーツァルト』上演決定

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明日海りおが退団後初のオリジナルミュージカル!『マドモアゼル・モーツァルト』上演決定

2021年10月に東京建物 Brillia ホールで、福山庸治氏の「モーツァルトが実は女だった」というフィクションを描いた同名コミックスを原作としたミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』が上演されることが分かった。女として生まれながら音楽の才能を活かすために男として育てられたモーツァルトを明日海りおが演じる他、モーツァルトを敵視しながらも惹かれるサリエリ役で平方元基、モーツァルトの友・シカネーダ―役でLeadの古屋敬多の出演が決まっている。

本作は、福山庸治の「モーツァルトが実は女だった」というフィクションを描いた同名コミックスを原作としたミュージカルで、日本オリジナルミュージカルを牽引してきた音楽座を代表する名作。1991 年に初演され多大な人気を博し幾度も上演されてきた。モーツァルトの楽曲が使用されているのはもとより、小室哲哉が音楽を担当していることでも大きな話題を呼んだ。

初演から30年が経つ2021年。東宝製作により新たな『マドモアゼル・モーツァルト』が誕生することに。女として生まれながら音楽の才能を活かすために男として育てられたモーツァルトを演じるのは、宝塚歌劇団退団後初のオリジナルミュージカルに挑むことになる明日海りお。そして、モーツァルトを敵視しながらも惹かれるサリエリを平方元基、俳優・劇場支配人・脚本家など多彩な面を持つモーツァルトの友・シカネーダ―をLeadの古屋敬多が演じる。

天から与えられた音楽の才能に恵まれ常にその喜びに溢れていたモーツァルトが、父を愛しながらも男として育てられたことへの葛藤、偽って結婚した妻との関係、そして本来の自分の姿に悩みながらも、音楽と共に生きる決意をし、そして音楽と共に果てていく――そんな天才モーツァルトの一生をドラマティックに描き出していく。

目次

あらすじ

天賦の音楽の才能を持って生まれた少女エリーザは、女性が音楽家になれなかった時代ゆえに、父レオポルトから男の子“アマデウス・ヴォルフガング・モーツァルト”として育てられた。モーツァルトは瞬く間に時代の寵児として宮廷でもてはやされるようになる。宮廷作曲家であるサリエリはモーツァルトの音楽に否定的だったが、一方で目をそらせない存在でもあった。

モーツァルトが下宿しているウェーバー家の母親は、彼の成功にあやかろうと娘のコンスタンツェと彼を無理矢理結婚させる。だが、女であることを隠したままの結婚はうまく行くはずもなくすぐにバレてしまい、モーツァルトを愛していたコンスタンツェは大きなショックを受ける。悩みながらもモーツァルトに寄り添おうと決意するが、弟子のフランツと惹かれ合い、子供を授かってしまう。

一方モーツァルトは移り気な貴族たちに飽きられ、演奏会も閑古鳥が鳴く日々。ある日、父が亡くなったという知らせがモーツァルトの元に届く。父によって男とされたモーツァルトは、幼い頃から自分を縛ってきたモノから解放されて自由に生きようと、“エリーザ”としてドレスを着て演奏会へ参加することに。美しい女性“エリーザ”に出会ったサリエリは一目で虜となり、エリーザもまた、サリエリに惹かれていく。これまで感じたことのなかった高揚感に浮かれるモーツァルトだったが、偽りの夫婦であることに対するコンスタンツェの葛藤を知り、これまでの自分と音楽の存在を見つめ直し始める。

そんな中、大劇場支配人のシカネーダ―からオペラの作曲依頼を受け、新しい音楽を生み出そうとひたすら譜面に向き合う。何かに取り憑かれたかのように心身を削りながら作曲を続けるモーツァルトと、それを支え続けるコンスタンツェだったが―。

コメント紹介

明日海りお(モーツァルト/エリーザ役)

音楽座作品は、昨年『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)まで飛んだ』を知って大変興味がありましたので、お話しをいただいて嬉しく思っております。
今作では、ヴォルフガング・モーツァルト、男として育てられたエリーザを演じます。私の場合は宝塚時代に、葛藤などなしに好き好んで男役を演じておりましたので、その経験が生かされるかと言うと、少し違うかもしれませんが、ただ、エリーザが、初めてドレスに身を包む時の恥じらいや、女性として扱われた時に目に映る景色は、きっと誰よりもリアルに、自身とリンクして演じられるのではないかと、楽しみにしております。
この作品以外にも、ミュージカル等で様々な描かれ方のある、モーツァルト。彼と彼が魂を捧げた音楽、彼とそれぞれ登場人物、ピュアでありながら壮絶な関係性を、歌に、お芝居に乗せてお届けできたらと思います。
私にとりましては、難関への挑戦が目白押しになりそうですが、どうぞご期待下さいませ。

ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』公演情報

上演日程

2021年10月10日(日)~10月31 日(日) 東京建物 Brillia ホール

スタッフ

原作:福山庸治『マドモアゼル・モーツァルト』
演出:小林香
音楽座ミュージカルオリジナルプロダクション
総指揮:相川レイ子
演出:ワームホールプロジェクト
脚本:横山由和、ワームホールプロジェクト
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、小室哲哉、高田 浩
製作著作:ヒューマンデザイン

キャスト

モーツァルト/エリーザ:明日海りお
サリエリ:平方元基
シカネーダ―:古屋敬多(Lead)
※モーツァルトの妻となるコンスタンツェ役は、7月中旬の発表を予定。

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