最旬のクリエイター・キャストらが新作オリジナルミュージカルを制作するシアタークリエ発・新プロジェクト『TOHO MUSICAL LAB.』。2020年7月11日に根本宗子が脚本・演出、生田絵梨花&海宝直人が出演する『Happily Ever After』、三浦直之が作詞・脚本・演出を務め、木村達成、田村芽実、妃海風、森本華が出演する『CALL』が劇場からLIVE映像を配信。場面写真と終演後のキャストのコメントが到着した。
根本宗子が脚本・演出を務める『Happily Ever After』に出演した生田は「緊張しましたね!いつも劇場にお客様が入っている時の緊張とはまた違って。頼れるのが音楽と海宝さんとダンサーのrikoさんだけだったので、本番中も何度も助けを求める目線を送ってしまって・・・ありがとうございました」と公演を振り返りつつ海宝に感謝を伝えた。
海宝も生田へ「ありがとうございました!」と伝え、「不思議だったよね。状況としてはゲネプロとか通し稽古と変わらなんだけど、でも本番っていう・・・不思議な体験をしたなって。一曲一曲終わると大体拍手をいただけるけどそれがない中で物語が進んで行くのが新鮮だった」とLIVE配信で行われた上演について語った。
稽古が始まってから上演まで短い期間だったこともあり、稽古が始まって2日目に通しをしたとか。生田は「濃密でした。2日目っていったら大抵は楽譜をまだ読んでいるところで・・・ちょっと反省しました。普段からこの心意気でやるべきなんじゃないかって(笑)」と語り、海宝も「あっという間だったね。根本さんも、普段ご自身の作品を演出するときに自分の本を稽古前にこんなに読み込むことは中々ないって仰っていたしね」と明かした。
また、今回の公演を通して海宝は「これはこれでまた新たな形としてどんどん成長していったらすごいうれしいけど、実際にお客様が客席に居てくださるというのは改めて格別だなって」と語り、「この作品もこの形も素晴らしいけど、いつかお客様の前で実際に見ていただける機会があったらうれしい。どの作品もそうだけど実際にお客様が入って初日を迎えた時に『あ、ここで笑ってくれるんだ』とか『ここでこういう反応が来るんだ』って感じるもの醍醐味のひとつだなと。改めてお客さんが入ってその反応があって作品が出来上がるなというのを実感しました」としみじみコメント。生田も「カーテンコールでは空の客席を観ながらお客様がいることを想像しました。ここに居てくれたらさらにうれしいなって一緒に体感したいなってさらに強く思いました。この状況がちゃんと落ち着いて安心して楽しめる日が来たら良いなと思います」と語った。
そして、三浦直之が作詞・脚本・演出を手掛ける『CALL』には木村、田村、妃海が出演。木村は「緊張しましたね」と田村、妃海に声をかけ二人も「緊張感があったね!感じたことない空気を感じた」と公演を振り返る。客席に人がおらず、無音の中での公演を新鮮に感じたようで木村は「客席に誰もいなくてかなり緊張しましたけど、楽しかったですね!最後歌っている時はみんなウキウキしてたような」とコメント。
「楽しかったです!」と笑顔でコメントした田村は、カーテンコールの最後に「どうもありがとう!」とテンションを上げて言っていたが、このことについて木村が「実は開演前にみんなで“ソーシャルディスタンストランプ”をしてめいみさんが負けまして、罰ゲームで最後カーテンコールが終わる時に『どうもありがとう!』と言うのを・・・」と告白。田村は「ちゃんとできましたよね」と2人に確認するも声が小さめだったと突っ込まれる。
また、改めて公演を振り返り妃海は「カーテンコールでみんなでお辞儀した時に、達成感があるのに寂しさを感じて・・・お客さんに帰ってきてほしいなと感じました」と明かし、木村も「無観客で生配信ではあったけど、お客さんが入った時のエネルギー感とは違いますから。一番大切な人たちがいない。作品を作るうえで最後の1ピースはやっぱりお客さんだと思ったんですよね。できるだけ早くお客様の前で僕らは演劇という作品を届けていきたいと思います」と力強くコメントした。
公演は終わってしまったが、7月15日から『TOHO MUSICAL LAB.』製作発表会見でキャストが着用し話題となったロゴTシャツが250枚限定で販売されている。舞台写真ポストカード(2枚組)付きで、7月26日(日)までの受付となるが、予定枚数に達し次第受付終了になるという。