最旬のクリエイター・キャストらが新作オリジナルミュージカルを制作するシアタークリエ発・新プロジェクト『TOHO MUSICAL LAB.』が始動。根本宗子が脚本・演出、生田絵梨花&海宝直人が出演する『Happily Ever After』と、三浦直之が作詞・脚本・演出を務め、木村達成、田村芽実、妃海風、森本華が出演する『CALL』が2020年7月11日(土)に劇場からLIVE映像配信されることが分かった。
当企画では、「30分程度の短編オリジナル・ミュージカル」「今回が初演であること」「内容・テーマは自由」「スタッフ・俳優・ミュージシャンは感染症対策に細心の注意を払い制作すること」を条件に作品作りに臨み、劇場で演劇を見ることの楽しみを思い出してもらえるような、そして初めて演劇を観る人にも楽しめるような前向きな“実験”をしていくという。
今回上演されるのは、根本宗子が脚本・演出を務める『Happily Ever After』と、三浦直之が作詞・脚本・演出を手掛ける『CALL』。7月11日(土)19:00からイープラス「Streaming+」でLIVE映像配信され、配信終了後は7月13日(月)19:00までアーカイブで観ることもできるという。
以下、今回の上演作品情報とキャストのコメントを紹介。
『Happily Ever After』
【あらすじ】
夜を愛し、願いを込めて眠りに入る少女。
イマジネーションの力でどこへでもいける彼女にとって一つだけ叶わないのは、彼に触れることでした。
【脚本・演出】根本宗子
【出演】生田絵梨花、海宝直人
◆生田絵梨花
劇場がなかなか通常通り再開できない中で、このようなプロジェクトに参加させていただけることを、本当に嬉しく思います。無観客だけれど、配信の画面を通しても生の緊張感やエネルギーやトキメキが皆さんと共有できるよう、丁寧に作っていきたいです。何よりまた舞台に立ちお芝居や歌でストーリーをお届けできるのが嬉しいので、いつかぜひご一緒したいと思っていた根本さんにビシバシご指導いただきながら、楽しみたいです!
◆海宝直人
今回、劇場からの配信という新たな演劇の形への挑戦の場に参加できること、とても光栄に思います。
短い時間ではありますが、濃密な演劇体験をご自宅で味わっていただけるように、作品、役と真摯に向き合ってまいります。どうぞお楽しみに。
『CALL』
【あらすじ】
ある時は森の中、ある時は深夜の海辺・・・人がいないところを選んで「聴衆のいない音楽会」を開き、旅を続けるガールズバンド「テルマ&ルイーズ」が、とある廃墟に迷い込む。
かつて“劇場”といったその場所で、彼らは思わぬ先客と出会う。
【作詞・脚本・演出】三浦直之
【出演】木村達成、田村芽実、妃海風、森本華
◆木村達成
僕自身、二つの舞台がコロナの影響で公演中止となってしまい残念な気持ちではありましたが、今回新たな演劇の作品に挑戦出来ること本当に嬉しく思います!
まだ未知の世界なのでどの様になるか自分も楽しみです。
今回の様な予測できない事態を経験し、劇場で演じる事は当たり前ではないと感じました。
なので久しぶりに舞台に立つ事は、今まで以上に緊張すると思います。
今回の作品は生中継でお客様に届けるとの事なので、新しい演劇になると思います。
ワクワクが止まらないと言ったところでしょうか(笑)。
形が違っても演じる事には変わりないので、いつも通り楽しみたいと思います。
◆田村芽実
当たり前のことが当たり前でなくなってしまった今、またこのような形で舞台の上に立てることができ、夢を見ているかのようです。身体いっぱいに広がる感謝の気持ちを込めて、精一杯努めさせていただきます!
◆妃海風
出演が決まり、久々に舞台に立てることを知った時、嬉しくて鳥肌が立ちました。
同時に、劇場の香りや、舞台特有の張り詰めた空気感などが一気に蘇ってきて、興奮しました。
この喜びや興奮を、自宅で観て下さる皆様にも鮮明にお届けしたい。。
画面を通じてお伝えするという難しさはあると思いますが、逆にこの状況だからこそ楽しめるミュージカルを、この環境だからこそできる表現を研究しつつ、舞台の空気を目一杯吸い込みながら、誠心誠意演じたいと思います。
◆森本華
少し着飾って、グッズを買って、美味しいものを食べて帰る、帰宅までの思い出づくりがないのがちょっと寂しいですが、家でご覧いただける醍醐味は何をしたってokということです!裸でアイスクリームを食べたりしながら今しかできない観劇体験を楽しんでもらえたら嬉しいです!