2020年6月13日(土)に上演される元吉庸泰、米原幸佑、板倉光隆による演劇ユニット、PUBLIC∴GARDEN!(パブリックガーデン!)のオンラインリーディング公演vol.2『ピアニシモ』の追加キャストが発表され、村井良大、小泉萌香、若宮亮が出演することが分かった。
PUBLIC∴GARDEN!とは吉本興業所属の男性グループ「RUN GUN」メンバーの米原幸佑、板倉光隆、演出・脚本の元吉庸泰の三人による演劇ユニット。「コンセプトを打ち立てる演劇を」という軸を元に、上質な作品を創り続けており、2015年に東京・大阪の二都市で芥川龍之介の『地獄変』を上演、2016年にも東京・大阪の二都市で鴻上尚史・脚本の『ハッシャ・バイ』を上演。
2020年5月にはオンラインリーディング公演第1弾となる『読 芥川龍之介 地獄変』を生配信・生演奏という試みで配信し好評を博した。第2弾となる今回は、辻仁成・作、『ピアニシモ』を現代版・朗読劇に書き下ろし。上演台本・演出は元吉庸泰が務め、村井良大、米原幸佑、小泉萌香、祁答院雄貴、小野川晶、若宮亮、板倉光隆らが物語を紡いでいく。
【あらすじ】
透とヒカル。
どんな時もふたりは共にあり。ふたりは縛り合う。そうやって生きてきた。ふたり。
転校を繰り返す透は、高校3年のある日、その学校へ転校をしてきた。
澱んだ水たまりが日を受けて、甘酸っぱい匂いのするその場所で、彼はいじめに遭う。
ヒカルと共に灰色の街を彷徨い、マッチングアプリで出会ったのは地獄にいるという少女だった。
これは、とても柔らかく、殺されていく世界に生きる、ふたりの、物語。
以下、元吉野コメントを紹介。
◆元吉庸泰
『ピアニシモ』という”今”の物語。
辻さんとの出会いは、『その後のふたり』の舞台公演で、私が辻さんの演出助手に付いたことがはじまりです。
以降、私は辻さんの「今の世界を捉えよう」とする在り方に何度も救われてきました。
パブリックガーデンで、リモートミーティングしながら今、届けられる物語を探していたとき。
衝動的に辻さんにLINEをしていました。『ピアニシモ』がやりたい、と。
そうしたら直ぐにフランスの辻さんから電話が来てオーケーを頂けたのです。
『ピアニシモ』が捉えている、その当時の”今”は、今現在の社会の中に取り残される人たちの孤独な叫び声を予言しているかのようです。
今、劇場が万全を期しても、守るものがある人は容易に出歩けるものでもありません。だからこそリモートで。
僕らがこの孤独を抱きしめる物語を発信することは、大きな意義があり、この、タイミングしかないと思う次第です。
PUBLIC∴GARDEN! オンラインリーディング公演 vol.2『ピアニシモ』はZOOM THEATERで6月13日(土)23:00から配信予定。チケットは前売りが6月9日(火)21:00から、当日券が2020年6月13日(土)00:00から発売される。
【配信URL】https://match-ing.jp/pianissimo/
※事前に、アプリケーション[ZOOM] https://zoom.us/jp-jp/meetings.htmlのダウンロードが必要。
【チケット】https://match-ing.jp/pianissimo/
【公式サイト】http://e-stagetopia.com/online-reading-pianissimo/
【公式Twitter】https://twitter.com/p_gardeofficial