石丸さち子上演台本&演出で「恋、燃ゆる。~秋元松代作『おさんの恋』より~」今秋上演

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近松門左衛門作の浄瑠璃『大経師昔暦』を原作として秋元松代が書いたTVドラマシナリオ 『おさんの恋』が、2020年10月に舞台として上演される。

本作は、今の世に改めて問う禁断の恋と真実の愛を描いた、おさんと茂兵衛、許されない二人の物語。1715年に初演された近松門左衛門作の浄瑠璃『大経師昔暦(だいきょうじむかしごよみ)』は、実際に起きた事件をもとにしており、初演から300年余を越えてなお繰り返し上演されている。

1985年に書かれたTVドラマシナリオ『おさんの恋』は、劇作家として数々の賞に輝いた秋元の筆によるもの。抑圧された古い時代の女、弱く受け身の存在として見られることの多かったヒロイン「おさん」を自分の意志を持った人間として描き出し、深い共感を得るとともに高い評価を受けた。

今回は、ストレートプレイからミュージカルまで幅広いジャンルで活躍する石丸さち子が上演台本・演出をてがけ、『おさんの恋』を舞台化。出演者には檀れい、東啓介、石倉三郎、西村まさ彦、高畑淳子ら実力派俳優たちが名を連ねている。

【あらすじ】
大経師彩玉堂のおさんは「美人で気立てのよいお内儀」と噂に高い。手代の茂兵衛はおさんに秘かな恋心を抱いてきた。ある日、 茂兵衛は往来で店の金をすられるが、主人の永心からは横領を疑われる。更に茂兵衛の部屋からおさんの櫛が見つかり―。

◆石丸さち子(上演台本&演出)
秋元松代さんの描く女性は、いつもその胸のうちに炎を燃やしている。制度や因習の中で生きるおさんの青白い火は、茂兵衛の恋心に触れ、赤い炎となって燃えあがる。何にも縛られず、恋を信じた女はなんと強いのだろう。愛を貫く男と女は、潔く、勇敢で、美しい。逃避行でも心中でもない、愛の選び取る結末にご期待ください。

恋、燃ゆる。〜秋元松代作『おさんの恋』より〜は10月19日(月)から11月15日(日)まで東京・明治座にて上演される。

【公式サイト】https://www.meijiza.co.jp/

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