令和元年5月1日に誕生した舞台芸術・映像・音楽をはじめ、ジャンルを問わないアートチーム「エリア51」が、アントン・チェーホフ作『かもめ』を『家』『喪』『女』のパートに分けて解体・考察する長期企画『KAMOME』を2020年秋から2021年にかけて上演することを発表した。
本公演では、チェーホフ作『かもめ』の世界を現代日本に置き換え、物語を3つの要素を中心に再解釈し、3種のパフォーマンスとして上演。現在における”絶望”を”喜劇”へと昇華するための一連の検証であり、またその旅そのものを、ひとつのインスタレーション/物語として現代に組み込むための試みになるという。
また、エリア51は連続企画『KAMOME』に向け、新メンバー募集企画「未知との遭遇」も始動。美術家・舞台部・演奏家・ラッパー・ライターなど、幅広くクリエイターを募集している。
◆公演情報
『家 (KA)』
2020年9月18日(金)~9月23日(水) rusu
トレープレフ視点で”かもめ”を換骨奪胎。テーマは「生活」。会場であるrusu=民家を借景し、生活の中で起こる演劇を展示する。観客は、展示された生活の断片であるプロップスに触れ、そこから展開される演劇を追体験していく。
『喪(MO)』
2021年4月 原宿・某所
マーシャ視点で”かもめ”を換骨奪胎。テーマは「命」。原宿・キャットストリート沿いのいくつかの箇所を舞台に、営みの断片を点在させる。観客は、渡された地図とタイムラインを頼りに演劇を探す。
『女(ME)』
2021年7月 三鷹・某カフェ
ニーナ視点で”かもめ”を換骨奪胎。テーマは「恋」。三鷹のとあるカフェで起こる、人々の出会いと恋。観客は、彼らと同じコーヒーなどのドリンクを飲みながら、同じ空間で起こるドラマを間近で体感する。
【作・演出】神保治暉
【出演】門田宗大ほか
【『KAMOME』特設サイト】https://www.area51map.net/kamome
【「未知との遭遇」特設サイト】https://www.area51map.net/sogu
【エリア51公式サイト】https://www.area51map.net/