新国立劇場が、主催公演である長澤まさみの一人芝居『ガールズ&ボーイズ』(5月12日~5月31日)を中止すると発表した。新国立劇場は、主催公演などの中止期間を5月10日まで延長していたが、政府の緊急事態宣言が出されたことなどにより、設けた期間後も「公演準備を進めることが困難」とした。
『ガールズ&ボーイズ』は、2018年にロンドン、ロイヤルコート劇場で初演された一人芝居。一人の女性がある男性と運命的に出会い、恋に落ち、結婚するが、幸せだと思っていた生活がある日突然崩れ始める・・・という現代社会における様々な歪みを描いた作品で、これが日本初演となる予定だった。
本作については、6月3日・4日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT、6月7日に滋賀・滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、6月11日に福島・いわき芸術文化交流館アリオスでの上演を予定していたが、こちらも同様に中止される。
チケットの払い戻しについては、後日公式サイトにて発表されるとのこと。
また新国立劇場では、5月20日、30日に予定していたギャラリープロジェクト、5月17日から5月26日まで上演予定だったオペラ『サロメ』も、同様の理由で中止するとしている。