5月7日から5月25日まで上演を予定していた舞台『母を逃がす』が、中止を決断した。4月7日に発令された緊急事態宣言と東京都からの緊急事態措置要請を受け、公演準備のための十分な時間が確保できないため、この決断に至ったという。
チケットの払い戻しについては、詳細が決まり次第、公式サイトなどで案内されるとのこと。
本作は、1月にシアターコクーンの新芸術監督に就任する松尾スズキが、1999年に自身の劇団「大人計画」で上演した作品(2010年に再演)。自給自足の共同生活を営んでいる架空の農業コミューンを舞台に、そこに生きる人々の切実な日常生活を痛烈な笑いで描き、1999年には、第3回鶴屋南北戯曲賞にもノミネートされた。
出演者には瀬戸康史、三吉彩花、稲葉友、山下リオ、もう中学生、町田水城、山口航太、湯川ひな、武居卓、家納ジュンコ、マキタスポーツ、峯村リエ、高田聖子、六角精児、そして演出のノゾエも名を連ねていた。