紅ゆずる×綺咲愛里 WOWOW『宝塚への招待』副音声収録レポート!トークでも二人は最高のパートナー

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WOWOWが毎月放送している宝塚歌劇関連のレギュラー番組の一つ、『宝塚への招待』の2月放送回で、元星組トップコンビである紅ゆずると綺咲愛里の『Killer Rouge』副音声解説付放送が決定。その収録が、2020年2月16日(日)に都内にて行われた。イベントには、抽選で選ばれた125組250名のファンが参加。放送は、2月29日(土)午前11:00より、WOWOWライブにて。本記事では、放送に先駆けてその模様の一部をレポートする。

イベント開始時、なんと二人は会場である映画館の後方から、客席の間を通って登場。歓声を受けながら、二人はファンの表情を確かめるように、会場をにこやかに見回しながらステージへ。前日まで、1st CONCERT『紅-ing!!』を開催していた紅だが、ファンと近距離で会うのは久しぶり。「お会いできて嬉しい」という綺咲と顔を見合わせながら、楽しいイベントをスタートさせた。

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自分たちの公演映像を観ながら解説するという、なかなかない機会に「緊張しますね・・・」と呟く綺咲。紅は「解説になるのか分からないよ、ガヤかも(笑)」と冗談めかしながら、映像準備の間、会場のファンに向けて「この振り(『Killer Rouge』の振り)覚えてます?」と語りかけ、準備万端。

副音声では、公演当時の裏話や、稽古場を振り返るトークなどを次々と展開。中には、綺咲が思わず赤面してしまうような話や、幕が降りた瞬間、紅が呟く“一言”など、とっておきのエピソードが語られた。そして、最後には二人へのサプライズも・・・。

トークコーナーでは、台湾公演の思い出や、12月の『宝塚プルミエール』で放送された香川旅行の思い出などが語られたほか、○×コーナーでは、紅、綺咲の“意外(?)”な一面が垣間見える話が飛び出していた。

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収録後は、事前に募った観客からの質問に答えるコーナーへ。紅が最初に引いたのは「お互いの長所を5個以上挙げてください」というもの。「これ結構ハードル高いな~」と悩む紅。綺咲は「そんなの、すぐですよ。かっこいい・・・優しい・・・」とすぐに挙げ始めたが、「無難なこと言ってる(笑)」と紅からは物言いが。

すると、綺咲が「長くなりますけど、いいですか?」と、すかさず「端正。大きい手が好きです。長い手も好きです。何と言っても頭身バランスがすごい!それから、にこってなる笑顔が好きです。これは見た目部門の話です」と並べると、紅が思わず「まだあるの?!」と乗り出した。綺咲が「さゆみさん(紅の愛称)って何頭身ですか?」と聞くと、「たぶん100(頭身)」と、しっかりボケることも忘れない。

紅は、綺咲の好きなところについて「まず、誰もが認めるかわいさ。頭身バランスがいい。こんなかわいいけど、中身めっちゃサバサバしてるところ。私の前ではサバサバしてるところ見せないよね。でも知ってるよ(笑)?意外と頼もしいんです」と挙げた。

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おっとりふんわりの綺咲は宝塚現役時、紅の前ではおしとやかだったが、紅が上着を探していれば下級生たちに「さゆみさんの上着!」、ペンを探していれば「ペン!ほら、ペン(持ってきて)!」と指示を出していたそう。また一緒に食事に行った際も「スプーンがついていない・・・」と紅が困っていれば「言ってきます!」と、紅が「い、いいのに~!」と止める間もなく店員さんのところに飛んでいくなど、高い機動力を見せていたという。

「だって、誰が言ってると思います?さゆみさんが所望されているんですよ・・・」と赤面しながら、「身体が勝手に動くんです」と、最高のパートナーであることを、トークの中でも証明していた。

また、「今まで演じてきた中で一番好きな役は?」という質問には、紅は「一番好きだったのは、『THE SCARLET PIMPERNEL』のパーシー・ブレイク。自分の舞台人生が変わったのは『オーシャンズ11』のテリー・ベネディクト」と回答。テリー・ベネディクト役については「役者としても、物語の中でも、一人で戦わないといけない役でした。自分がダメなら作品全部がダメになってしまうという、愛のある追い込みが役と重なって。作品も、自分も、(脚本・演出を手掛けた)小池修一郎先生も裏切りたくなかったんですね」と語った。

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一方、「選びきれない・・・」と悩む綺咲だったが、ひねり出したのは『ジャン・ルイ・ファージョン』。「私の人生が変わった作品」と言う綺咲に、紅からは某女将ばりのささやきが・・・。そのささやきに促され、綺咲は「おそれ多くも」「奥さん役をやらせていただきまして」「初めてのキスシーンを経験しました・・・」となんとか言い切るも、その頬は真っ赤に染まる。

思い出の初キスシーンだが、紅は「あーちゃん(綺咲の愛称)が“ろう人形”みたいになってて。どれだけ私ががんばって『愛してるよ』と言っても、そこまでどんなにいい芝居をしていても、目の焦点が合わなくてどこを見てるか分からなかった(笑)」と暴露。そして「だって、さゆみさんがそこにいるんですよ・・・!」と照れまくる綺咲を見ながら、「でも、これ私の自慢なんだけどな」とさらっと付け加える紅だった。

最後のプレゼント抽選会用2ショットチェキ撮影でも、紅は「私の身体はファンサービスでできているのでね」と、密着した仲良しショットを連発し、ファンを喜ばせた(マスコミ用の撮影でも、サービス満点!)。

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最後に、綺咲は「まだまだ話題も尽きませんが・・・このような温かい空間、副音声収録という場でさゆみさんとご一緒させていただけて、とても楽しくて幸せな時間でした。ありがとうございました」と挨拶。

そして、紅も「宝塚を退団したあと、ファンの方と会えない時間をとても寂しく感じていたんです。今日の収録もそうですが、一緒に振り返りながら、宝塚退団後の変わっていく様を一緒に歩んでくださる姿勢に心から感謝しています。(この場は)お仕事なんですけど、その枠を超えて、がんばる活力をいただけたと感じました。私たちも一日一日を大切に過ごしていきたいなと思いますので、皆さんもそれぞれの生活を、同じ地球でがんばりましょう(笑)!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

『宝塚への招待』星組「Killer Rouge」-紅ゆずる×綺咲愛里 副音声解説付-は、2月29日(土)午前11:00よりWOWOWライブにて放送される。また、紅がナレーターを務める『宝塚プルミエール』も、同日午前10:30より放送予定。

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)

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この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

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