舞台『DECADANCE』―太陽の子―が開幕!“頼れる座長”塩野瑛久の意外な一面を長妻怜央、猪野広樹らが暴露!?

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2020年1月24日(金)に東京・EX THEATER ROPPONGIで舞台『DECADANCE』―太陽の子―が開幕。開幕直前に行われた囲み会見に塩野瑛久、長妻怜央、猪野広樹、小南光司、白本彩奈が登壇し、本作への意気込みや稽古場での裏話などを語った。

本作は、作・演出を務める西田大輔による“魔女伝説”のルーツを探る少年たちの冒険物語。塩野、長妻、猪野、小南、白本の他に尾崎由香、田中良子、中村誠治郎、村田洋二郎、菊池修司、芦原優愛、片山萌美、小室さやか、萩野崇、谷口賢志らも出演し、4人の少年たちの小さくて大きな冒険の物語を紡いでいく。

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囲み取材には塩野ら5人のキャストが登壇。かつて“太陽の子”と呼ばれていたが、大人になりその面影がなくなってしまた青年・テイラーを演じる塩野は初めに「誰一人欠けることなくこうして初日を迎えることが出来て良かったなと、うれしいと思っています」とほっとした表情を見せ「本当にあたたかいカンパニーで、みんな熱くて、その熱さが物語が加速していくにつれてそれぞれの良さを引き出してくれていますのでぜひ注目して観ていただければと思います」とあいさつ。

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次にマリウス役の長妻が「マリウスという役はすごく愛情深くて、“自分”を持っている愛されるキャラクターなんですけど、それが強すぎるが故に反発したり上手くいかなかったり・・・もどかしい部分が多い役です。“月の子”と言われてるくらいの子なのでいつもの僕とは違ってクールな役です。そこもぜひお楽しみください」と自身の役について語りつつ、意気込みを聞かれると勢いよく「『頑張ります!』その一言です」とコメントし、まさにクールとは真逆な熱さを見せた。

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情報屋のジェンバ役の猪野は「なぜ情報屋になったのかというところを見てほしいです。また、ジェンバのセリフで、『いつから俺たちの言葉を失ったんだろう』というのがあるんですが、その言葉を軸にして物語が動いているので注目していただければと思います」とアピールし、「本当にこの作品と座組が好きになりまして、できれば開けてほしくないとさえ思っていますが(笑)、精一杯皆さまに楽しんでいただけるようがんばりたいと思います」と意気込む。

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また、ヒロイン・アンナに手を差し伸べたり突き放したりしながら大事な場面で大事なものを残す役どころになるという道化師・パサドを演じる小南は「子供の頃を忘れないと言いますか・・・すごく冒険心をくすぐられる物語です。観ている皆さまには少年の頃の気持ちや大人になった今の気持ちに照らし合わせていただきつつ、この世界にもっとのめり込めるように僕たちも精一杯演じていきたいと思います」とコメントした。

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そして、物語のキーパーソンでもあるアンナ役の白本は「簡単なようで難しい役どころなんですけど、(今の)自分と同じ年齢を演じているので素の自分も出したいなと。信念を曲げない、という部分が自分に似ていると思うので、私にしか演じられないアンナを演じられればと思います」と力強く語り、「西田さんの作品に初めて出させていただいたんですが、西田さんの世界観にハマりました。照明や音楽も凄まじいことになっているので、皆さんも物語を見つつ、いろんなところに注目していただけたらと思います。そして、愛の物語なので自分の愛してる方や大好きな方を想像しながら西田さんの航海を全力で楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。

塩野の言う通り、それぞれ並々ならぬ“熱さ”を見せたキャスト陣。稽古時のことについて聞かれると、塩野は「なかなかわちゃわちゃできる時間はなかったんですけど、ごはんに行ってお芝居の話や関係のない話をしたり。本当にそれぞれいろんなキャラクターがありました」と振り返った。

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また、塩野は長妻に手を添え「怜央は“月の子”の役なんですけど、根っからの“太陽の子”でみんなを明るくしてくれるんですよね。けど、稽古中は西田さんに『お前はずっとじめっとしてろ』って言われて」と明かすと、小南も「してなかったよね!」から合いの手が。塩野からさらに「言われた3分後には明るい、みたいな」と言われると、長妻は「大変でした」と笑顔で返した。

次に塩野は猪野について「みんな絶賛だったんで、猪野くんだけに注目してください」と語り始め、照れた様子でもじもじする猪野から「やめろよ、お前。ミスったらどうするんだよ!・・・あとで何か奢ってあげる」と返され、微笑み合うなど仲睦まじい様子を見せた。

さらに、塩野は小南について「この稽古中にマジックを8個くらい覚えたらしいです。僕らもあっと驚かされるようなマジックを披露してくれて」と明かし、白木について「17歳とは思えない堂々っぷりで。見ればわかるんですけど、彩奈ちゃんに心を震わされるものが確実にあると思います。僕らも稽古場で震えに震えまくりました」と称賛。そんな塩野に照れた4人が「ありがとうございます(笑)」と頭を下げ、チームワークの良さを見せた。

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逆に4人の塩野の印象を聞くと、猪野が「瑛久は顔合わせの時に『絶対に怖いやつだ』と思ってましたけど、意外と気さくにしゃべってくれて。『座長感ない』と本人は言ってますけど、意外とある。しっかり見ているし、彼の相方のような方がいるんですけど、その子と一緒にディスカッションして、周りの芝居をちゃんと見て、頼り甲斐のある座長でした」とベタ褒め。それに対し、塩野は照れ隠しなのか、「何か奢んなきゃいけないですか?」と返していた。

また、小南が「4人の中で一番いい体してるのが塩野くん」と明かすと、稽古中は野菜を食べる姿を見ることが多かったと方々からタレこみが。しかし、小南からは「でもこないだ、楽屋に入ったらマドレーヌ食べてて・・・しかも隠れて(笑)」とさらに暴露され、長妻も「『一口しか食べてないよ』って言ってた」と塩野のチャーミングな一面を明かした。

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ストイックさの中にもキュートな一面を覗かせた“座長”・塩野。そんな魅力的な座長だからこそみんなが自分の“熱さ”を余すことなく発揮し作品作りに臨めたのかもしれない、そう感じさせられた会見となった。

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舞台『DECADANCE』―太陽の子―は下記の日程で上演。上演時間は、約3時間半(休憩含)を予定(1月24日現在)。

【東京公演】2020年1月24日(金)~2月1日(土)  EX THEATER ROPPONGI
【大阪公演】2020年2月8日(土)~2月9日(日) 森ノ宮ピロティホール

【公式サイト】https://disgoonie.jp/decadance/

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(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 3号)
(舞台写真/オフィシャル提供)

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