脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』開幕!永田聖一朗らが“ナマ”で生み出す濃密な人間ドラマ

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2019年12月20日(金)に東京・品川プリンスホテル ステラボールにて、脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』が開幕した。本作は、2012年にNitro+CHiRALより発売された人気BLゲームの初舞台化作品。演出は中屋敷法仁、脚本は内田裕基、主演を永田聖一朗が務める。

(以下、物語のあらすじを紹介しています)

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物語の舞台は、今よりずっと先の未来。日本の南西に位置する碧島(みどりじま)は、日本有数の財閥「東江財閥」有する豪華な会員制娯楽施設「プラチナ・ジェイル」と、強引な開発の犠牲となった島民たちが追いやられた「旧住民区」に二分されていた。

蒼葉(永田)は、「旧住民区」で祖母と二人暮らし。犬型のオールメイト(作中の世界で普及している人工生命体)・蓮(山崎晶吾)に導かれアルバイト先ジャンクショップ「平凡」の配達に出かけると、肉弾戦での縄張り争いを繰り広げる「リブスティーズ」のチームに絡まれてしまう。

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しかし、リブスティーズの最大チーム「ドライジュース」の頭(ヘッド)で昔からの友人の一人・ミズキ(岩城直弥)や、幼馴染でながしの髪結い師「紅時雨」の頭・紅雀(小波津亜廉)の加勢を得てこれを退ける。

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旧住民区では、最近「リブスティーズ」から、仮想世界を舞台にした電脳オンラインゲーム「ライム」に流れる者が増えているという。ミズキからチームに入らないかと誘われ続けている蒼葉だが、「リブスティーズ」にも「ライム」にも興味を示すことなく、のんびり祖母と暮らせればそれでいいと思っていた。

そんな蒼葉の前に、ノイズ(富岡力也)、ミンク(八巻貴紀)、クリア(山縣悠己)といった謎の人物たちが現れ、蒼葉の平穏な日々が侵され始めていた。さらに、昔から悩まされてきた原因不明の頭痛にも異変が起き・・・。

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以下、演出の中屋敷、出演する永田、小波津、富岡、八巻、山縣、山崎より届いた開幕コメントを紹介。

◆中屋敷法仁(演出)
独創的かつ刺激的な『DRAMAtical Murder』の世界が、生の舞台となって誕生します。
俳優たちの演技、映像とダンスを融合させたパフォーマンスにより、魂が揺さぶられるような濃密な人間ドラマを描き出しています。
前代未聞の「脳内クラッシュ演劇」。ぜひ劇場で、五感をフル稼働させて楽しんでいただきたいです。

◆永田聖一朗(蒼葉役)
いよいよドマステ開幕です。
18 禁BLゲームの舞台化ということで、誰も見たことのない作品になっていると思います。
皆様の脳内をクラッシュします!ぜひ劇場で、生で体感していただけたら嬉しいです。
今回の見どころの一つで5つのルートを回変わりで上演しますので、全5ルート観ていただきたいです!お楽しみに!あふん。

◆小波津亜廉(紅雀役)
いよいよ、これまで稽古を積んできた脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』が始まります。
最初はR指定がついたBL作品が原作と聞いて、どんな演劇になるのか不安もありましたが、とてもおもしろく、良い意味でお客様の脳内をクラッシュさせる作品になったと思います。
どうぞ、この作品の持つ世界観に、酔いしれてください。

◆富園力也(ノイズ役)
朗読劇以外では初舞台、緊張とワクワクで脳内クラッシュしそうです。
5ルートすべて違うストーリーで、蒼葉の立ち位置が変わったり、キャラクターの生きてきた世界、人生に纏わりついているモノが見えたり。
本当にアツいキャスト・スタッフで作られた作品なので5ルートすべてご覧いただきたいです。

◆八巻貴紀(ミンク役)
いよいよ、脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』が開幕いたします!
全5ルートということで稽古段階からカンパニー一同、脳内クラッシュしながら全力で舞台を創り上げてきました!
皆様に「脳内クラッシュとはどんなものなのか」を表現できる作品になっていると思いますので、よろしくお願いします!

◆山縣悠己(クリア役)
クリアは、とても繊細で優しい心の持ち主で、時々行動が幼かったり、不器用な場面もみせたりと放ってけない存在。
僕は、今回が台詞のある演技をするのが初めてで緊張もありますが、クリアの成長と同時に僕自身の成長も重ねられるようがんばりたいと思います!!

◆山崎晶吾(蓮役/セイ役)
二役ともとても繊細なキャラクターで台本を読んだ時からやり甲斐を感じました。
5ルートどの物語もとても考えさせられる内容になっていますし、それぞれの人物のトラウマ、成長を見ていただきたいです。
皆様に何か想いを持って帰っていただけるように、意味のある舞台にしたいと思っております。
記録ではなく皆様の記憶に残せる舞台に!
かなりチャレンジした内容になっておりますので、最後まで応援よろしくお願いします。

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独特の用語が飛び交う世界観だが、永田演じる蒼葉だけでなく、ウイルス役の富永勇也、トリップ役の吉岡佑が要所要所でストーリーテラー的な立ち回りで導いてくれるのでご安心を。

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また、アドベンチャーゲームであり、選択肢を選びながら物語が分岐していく原作を踏襲し、今回の舞台にも5パターンのルートが用意されている。対象となるのは、紅雀、ノイズ、ミンク、クリア、蓮の5人。公開ゲネプロは、ノイズver.で行われ、後半では蒼葉とノイズの深まっていく関係性が、濃厚に描かれた。

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タイトルに“脳内クラッシュ”と冠されているため、何がどうなるのか気になるところ。・・・原作がBLという特性をしっかりと踏まえて、描き方も攻めに攻めている。

演劇的表現の上で、しっかりと生み出される濃密な空気に、まさに脳内クラッシュ!後半の連続クラッシュをくらってしまったら・・・違うルートがどうなるのか気になってしょうがなくなることだろう。

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もちろんBLを正面から描いている部分も大きな注目点だが、永田が見せる万華鏡のような表情が脳裏に焼きつく。とてもいい目だ。蒼葉というキャラクターが持つ特異性に、体当たりかつ全身全霊かけて演じる姿には、永田聖一朗という役者の持つ魅力と可能性が満ちていた。

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脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』は、2019年12月20日(金)から12月29日(日)まで東京・品川プリンスホテル ステラボールにて上演。上演時間は、約2時間10分(休憩15分を含)を予定。

【舞台公式サイト】https://www.nelke.co.jp/stage/dmmd_stage/
【舞台公式Twitter】@Dmmd_engeki

(C)脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」製作委員会 (C)2012-2019 Nitroplus

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