2020年7月に東京・Bunkamura シアターコクーンで上演される安田顕主演舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』に馬場徹、川久保拓司、富田健太郎、浅利陽介、太田基裕、渡部豪太、大谷亮平、鈴木浩介の出演が決まった。本作は日本国内では『真夜中のパーティー』の名で知られる名作で、ゲイであることを自覚する男たちによる誕生日パーティーでの一夜を描いている。LGBTを正面から扱っており、今回は新訳と白井晃による新演出で上演される。
安田が主演を務めることは発表されていたが、今回オールキャストが発表された。出演が決まったのは、安田演じる主人公・マイケルの恋人ドナルド役の馬場、真面目な数学教師のハンク役の川久保、誕生パーティーのプレゼントとして派遣される男娼のカウボーイ役の富田、インテリアデザイナーのエモリー役の浅利、ファッションカメラマンのラリー役の太田、アフリカ系米国人のバーナード役の渡部、そして、マイケルの友人である弁護士でメンバー内では唯一のストレート、アラン役の大谷と誕生パーティーの主役でもあるハロルド役の鈴木だ。
2019年の第73回トニー賞では演劇リバイバル作品賞を受賞し、日本でも故・青井陽治氏の翻訳・演出で1983年に初演されさまざまな俳優陣によって上演されてきた本作。今回は新たな訳と、白井による新演出、そして個性豊かな俳優陣たちによって“まったく新しい作品”として上演される。
【あらすじ】
真夏のニューヨーク。
アッパー・イーストサイドにあるマイケルのアパートでは、ゲイ仲間のハロルドの誕生日を祝う準備が進められていた。
次第に仲間たちが集まりパーティーが始まろうとしている時、マイケルの大学時代の友人、アランがやってくる。
唯一のストレートであるアランの存在はマイケルたちの感情に変化をもたらし、雰囲気が徐々に険悪になりつつある中、パーティーの主役であるハロルドが現れる。
パーティーは更に荒れ、マイケルは強引に「告白ゲーム」を始める。それは、心から愛している、または愛していたと思う相手に電話をかけ、直接「愛している」と告げると言うものだった。
これをきっかけに、それぞれの過去や本音が暴露されていく。
果たして、それぞれは誰に電話をかけ、どんな告白をするのか。
そして、マイケルにゲイであることを隠していると責められるアランは一体誰に告白の電話をかけるのか。
やがてパーティーの宴が終わったあと、男たちはどこへ向かうのか・・・。
『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』は下記の日程で上演される。
【東京公演】2020年7月18日(土)~7月28日(火) シアターコクーン
【仙台公演】2020年8月8日(土)~8月9日(日) 東京エレクトロンホール宮城
【札幌公演】2020年8月15日(土)~8月16日(日) カナモトホール(札幌市民ホール)
【大阪公演】2020年8月21日(金)~8月23日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【東京凱旋】2020年8月27日(木)~8月30日(日) なかのZERO大ホール
【公式サイト】https://www.bib-stage.jp