『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1 舞台写真到着!宮野真守、蒼井翔太、北乃きい、笹本玲奈らが魅せる“禁断の愛”に引き込まれる

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東京・IHIステージアラウンド東京(豊洲)で上演中のミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1。日本唯一の360°回転劇場で宮野真守、蒼井翔太、北乃きい、笹本玲奈らが演じるキャラクターが歌い踊る、躍動感あふれる舞台写真が到着した。

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本作はシェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」に着想を得た作品で、1950年代後半のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイドを舞台に、ポーランド系移民のトニーとプエルトリコ系移民のマリアが禁断の恋に落ちる姿を描いている。

セントラルパークを挟んで、イーストサイドが⾼級住宅街で、ウエストサイドには多くの移⺠が住んでいた時代、ニューヨークには世界中から多くの移民が夢と富を求めて集まってきていた。彼らは、それぞれギャング集団を作り敵対するようになり、その戦いは激化していく。そんな中、ダンスパーティー会場でトニーとマリアは運命的な出会いを果たし、激しい恋に落ちる。しかしその禁断の愛が悲劇の連鎖を生むことに・・・という物語が展開されていく。

Season1ではトニー役を宮野、蒼井、マリア役を北乃、笹本が演じ、アニータ役を樋口麻美、三森すずこ、リフ役を小野田龍之介、上山竜治、ベルナルド役を中河内雅貴、水田航生らが務めている。

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物語はリフ率いるジェット団とベルナルド率いるシャーク団による縄張り争いから始まる。攻守を入れ替えながら見せるキレと迫力のあるダンスには、若さ故の勢いの良さと自分たちの居場所を守ろうとする強い意志が込められているように感じて、冒頭からその世界観に引き込まれていく。

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見応えのあるダンスは本作の見どころの1つ。パーティーや屋上のシーンなどでも情熱的でエネルギッシュで華やかなダンスを堪能することが出来る。ひとつひとつの振りに意味が込められ、気持ちが乗っかり、言葉にせずとも繊細な思いを届けてくれる。そして、やはりトニーやマリアらによる歌にも聴き惚れてしまう。禁断の愛は周囲を巻き込み悲劇を生んでしまうことになるが、それでも純粋すぎる思いや歌声に魅了され2人を応援したくなるのだ。

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ダンスパーティーの場面ではジェット団とシャーク団の美しくパラフルなダンスに目を奪われたかと思いきや、トニーとマリアが遠くからお互いを見つけ目を見つめ合って歩み寄っていく時にはすでに2人の恋模様に心が持っていかれている。互いの気持ちを確かめ合う「トゥナイト」を歌う場面では、美しく伸びやかな歌声と幻想的な演出も相まって2人の幸せを願わずにはいられない。

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360°ある舞台には路地裏やマリアの家、ドクの店などが作り込まれており、スムーズに切り替わることでどの劇場よりもリアルに世界観を描き出しているように感じる。その中で生きているからこそトニーやマリア、アニータ、リフ、ベルナルドら魅力的なキャラクターたちの気持ちがより色濃く浮かび上がり、最初から最後まで物語に没頭し、ダンスも歌も存分に堪能することが出来るのだろう。

ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1は、2020年1月13日(月・祝)までIHIステージアラウンド東京にて上演。上演時間は、1幕90分、休憩20分、2幕55分の計2時間45分を予定。

【公式サイト】https://www.tbs.co.jp/stagearound/
【公式Twitter】@STAGE_AROUND

(C)WSS製作委員会/撮影:田中亜紀

(文/エンタステージ編集部 3号)

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