アクション+殺陣+ダンスの融合で魅せる『テイルズ オブ』シリーズ最新作「テイルズ オブ ザ ステージ–光と影の正義–」稽古場レポート

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人気RPG『テイルズ オブ』シリーズの舞台化作品「テイルズ オブ ザ ステージ–光と影の正義–」の開幕に先立ち、11月21日(木)に稽古場取材が行われ、吉澤翼と加藤将が公演に向けた思いを語った。

本作は、俳優陣による芝居や殺陣、ダンス、アクロバットなどの演出を取り入れたエンターテインメントショー。今回はシリーズ屈指の人気タイトル「テイルズ オブ ヴェスペリア」の世界観を題材に、吉澤演じるユーリ・ローウェルと加藤演じるフレン・シーフォを中心とした物語が描かれる。

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この日は、オープニングの「鐘を鳴らして」、カプワノール・ラゴウ邸のシーン、帝都ザーフィアス・騎士団本部のシーン、ケーブモック大森林のシーン、そして帝都ザーフィアス・貴族街の泥棒追跡シーンの5シーンが公開された。オープニングでは、踊り、戦い、激しく動きながら、キャストが紹介されていく。このオープニングだけでも、ど迫力のステージが繰り広げられることが伺えた。

また、ケーブモック大森林のシーンは、アクロバットと殺陣を組み合わせながら、ユーリたちが魔物たちと戦うシーン。キャストたちのスピード感ある殺陣だけでも迫力満点だが、本番のステージではさらにプロジェクションマッピングも加わるとのこと。見逃せないシーンとなりそうだ。泥棒追跡シーンも必見。まるでダンスのような、殺陣のようなモーションで物語がテンポよく展開していく。クールで洗練された印象を与える、シーンに仕上がっていた。

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フレン・シーフォ役の加藤は「今日は、久しぶりに演じたシーンもあったので緊張しました」と笑顔で稽古を振り返る。そして「世の中にある乗り越えられない壁に当たった人間たちの人間ドラマがぎっしり詰まったのがこの作品です。それを舞台で、生身の人間が演じるからこそ、さらに濃い人間ドラマが見れると思います」と見どころを明かした。

ユーリ・ローウェル役の吉澤は「ユーリとフレンの友情を描いた作品です。そして、全編を通してユーリもほかのキャラクターもみんなが成長していきます」と本作を紹介。

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また、吉澤はフレンの登場シーン以外は常にステージ上にいるため、出ずっぱり状態だと話し「だから、消費カロリーがすごいんです。戦ったり、ダンスをしたりしているので、(稽古が始まってから)2キロ痩せました!ダイエットしたかったので嬉しいです(笑)」と冗談を交えながらにっこり。

一方の加藤は「フレンは自分とは全く違うキャラなのですが、こういう役は演じたことがないので、新しいキャラを演じられて嬉しいです。ただ、今は刀の鞘が足の長さと同じくらい大きいので苦労しています」と苦笑いで明かし「これからはマントも(衣装として)つけるので、リアルに表現するためにも今から意識していこうと思っています」と話した。

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最後に改めて吉澤は「稽古したことが本番に出ると思うので、1日1日の稽古を大切にして、お客様にこの世界をしっかりお届けしたいと思います。そして、もう一回観たいと思ってもらえるようにがんばります」と意気込み、加藤は「何回も観て欲しい作品です。アクションシーンもダンスシーンも目が足りないと思うと思うので、たくさん観て、この作品をもっと愛していただけたら。続編もやりたいと思ってるので、皆さんに愛される作品を座組全員で作っていきたいと思います」とアピールした。

「テイルズ オブ ザ ステージ–光と影の正義–」は12月5日(木)から12月15日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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