2919年10月25日（金）より全国順次公開された映画『桃源郷ラビリンス～生々流転～』の公開記念舞台挨拶が、10月26日（土）にユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて行われた。鳥越裕貴、高橋健介、杉江大志、健人、今出舞、中村優一、金子昇、ヨリコ ジュン監督が登壇し、撮影エピソードをにぎやかに語った。
本作品は、おとぎ話「桃太郎」を題材にしたメディアミックスプロジェクトの一環として、岡山県出身の作家である岡山ヒロミが“桃太郎が現代に転生したら”という発想のもと執筆された小説を4月に舞台化。同キャストが引き続き映画に出演し、桃太郎の生まれ変わりである古民家カフェ「桃源郷」の若き店主・吉備桃太郎（鳥越）と、カフェに集まるワケありの人々の姿を描いている。
舞台挨拶では、主演の鳥越を中心にクロストークを展開。撮影現場での裏話に、キャストからのツッコミがさく裂した。しゃべり倒す鳥越だったが、金子から「最初の稽古の時は台本の台詞で頭いっぱいだったのか、ぜんぜんしゃべらなくて静かだった（笑）」と暴露されると、鳥越は「最初は寡黙で仕事のできる男風に見せようするけど、だんだん我慢しきれなくなる」と言い訳。
本作品は、アクションシーンも見どころ。金子が「殺陣はめちゃくちゃ練習したね」と語ると、杉江から「今だから言いますけど、練習で姿が見えないから、金子さんが岡山にいると思ってご飯食べに行きましょうって連絡したら･･･金子さん、広島でビリヤードやってたんですよ！」と地方撮影ならではのエピソードを暴露され、会場は大きな笑いで包まれた。
岡山のオールロケを振り返り、「ご飯がめちゃくちゃ美味しかったし、酒も美味しいし、町も人もよくて楽しかった」と鳥越。また、撮影中のエピソードとして中村が「劇中で転生して強くなるシーンで、ヨリコ監督がカッコいいと褒めてくれたんですよ。出来上がった映像見たら、フレディ・マーキュリーかと思いました」と語るなど、終始笑いの絶えない舞台挨拶となった。
以下、登壇者の各コメントを紹介。
◆鳥越裕貴（吉備桃太郎役）
この作品を観て、岡山に足を運んでいただきたいです。この歳で改めて、僕が演じさせていただいた「桃太郎」というものを知れて良かったです。ぜひ岡山へお越しください。
◆高橋健介（大和尊役）
これは（主演の）鳥越さんによる鳥越さんのための鳥越さんの映画です。僕は鳥越さんの応援します。
◆杉江大志（犬養津与志役）
ふざけながら、真剣に。アクションはガチでやりました。観てほしいのは「スルメ」。分からない方はもう一回観てみてください。
◆健人（浦島雨海役）
初めての舞台挨拶がこの作品で本当によかったです。
◆今出舞（茨木童子役）
こうゆう形で作品に出演するのは初めてだったので、すごく楽しかったです。この作品が愛される作品になればいいなと思っています。
◆中村優一（吉備真備役）
映画に出てくる桃源郷カフェは実在するので、この作品と共に、岡山に行った際はぜひ遊びに行ってみてください。
◆金子昇（エイブラハム・D・ストーカー役）
作品の反響があるとPART2の可能性もあるので、応援のほどをよろしくお願いいたします。
◆ヨリコジュン（監督）
豪華な俳優陣と舞台、そして映画と、現場でディスカッションしてみんなで真剣に作った作品です。作品は軽く見える感じではあるんですが、何回も見ているといろいろ細かいところも分かると思いますので、ぜひ作品の応援をよろしくお願いします。
【あらすじ】
岡山市街地にある､古民家カフェ「桃源郷」——―。
若き店主・吉備桃太郎には､本人も半信半疑の秘密があった。
それは彼が､あの伝説の「桃太郎」の転生体である、ということ。
面倒見のよい桃太郎に惹かれるように、カフェ「桃源郷」には､ワケありの人々が集まってくる。
押しかけ店員の犬養津与志は「犬」、常連客となった大学生・楽々森類は「猿」、ミステリアスな珠臣樹里は「雉」。
さらには､「別の物語」にまつわる人物たちも現れて――。
そして･･･桃太郎の幼なじみにして親友・大和尊との、時空を超えた因縁とは？
【出演】
鳥越裕貴、高橋健介、杉江大志、遊馬晃祐、山本一慶
長江崚行、健人、川上将大、今出 舞、汐月しゅう
中村優一／ボブ鈴木、仲田博喜、金子 昇
【原作】岡山ヒロミ「桃源郷ラビリンス」（小学館文庫キャラブン！刊）
【脚本】ヨリコジュン／菅野臣太朗
【監督・編集】ヨリコジュン
【公式サイト】http://tougenkyo-labyrinth.com/
【公式Twitter】https://twitter.com/tou_lab
(C)岡山ヒロミ／桃源郷ラビリンス (C)2019映画桃源郷ラビリンス製作委員会
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