渡辺謙主演の『ピサロ』で宮沢氷魚がインカ帝国の王アタワルパ役に「“太陽の子”だと信じて」

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渡辺謙主演で上演されるパルコ劇場オープニング作品第一弾『ピサロ』に、宮沢氷魚の出演が決定した。本作は、英国の劇作家ピーター・シェーファーの傑作戯曲(原題:ザ・ロイヤル・ハント・オブ・ザ・サン)。太陽を父とする帝国2,400万人を従えるインカの王を、粗野な成り上がりのスペイン将軍ピサロとならずもの167人で生け捕りにしてしまうという、インカ帝国征服を主軸にした内容だ。演出は、『良い子はみんなご褒美がもらえる』を導いたウィル・タケットが手掛ける。

1985年にもPARCO劇場で上演(主演:山崎努)されており、今回ピサロ役を演じる渡辺は、自らを“太陽の子”と信じるインカ王帝国の王アタワルパを演じその名を知らしめた。今回、宮沢はそのアタワルパ役に挑む。なお、全キャストの発表は10月上旬を予定しているとのこと。

以下、発表にあたり届いた宮沢のコメントを紹介。

◆宮沢氷魚
来年3月に新しく生まれ変わってオープンするPARCO劇場のオープニング・シリーズ第一弾作品に出演できることは光栄ですし、1985年に渡辺謙さんが演じたアタワルパ 役をいただけることは夢のような気がしますし、今から緊張しています。本作を読ませていただいて、こんなにとてつもない膨大なボリュームの脚本は初めてでした(笑)。ですが、すべての台詞に意味があって、言葉に重みがあるので挑戦しがいのある舞台だと思っています。
今回、僕が演じるアタワルパはインカ帝国の王なので、まずは佇まいから堂々としなければと思っています。まだ稽古前なので、これからどうなっていくのか分かりませんが、自分を“太陽の子”だと信じ、彼を信奉するインカ帝国の民がいるカリスマ性のある役どころの印象があり、どんな王になるのか自分自身ワクワクしています。
演出のウィル・タケットさんは、チームづくりを優先して演じやすい空気を作ってくれる。僕もそういったスタイルが好きなので、みんなが自由に参加できる風通しのいいカンパニーにしてくださると思います。これから始まる稽古や本番を心待ちにしています。
この作品はフィクションではありますが、歴史上に起きた事実を元にした内容です。ノンフィクションの要素もあって、観に来てくださった皆さんがある歴史の瞬間に立ちあったような気持ちにもなれると思います。ぜひ、劇場に来ていただけるのをお待ちしております。

PARCO劇場オープニング・シリーズ PARCOプロデュース『ピサロ』は、2020年3月13日(金)から4月20日(月)まで東京・PARCO劇場にて上演される。チケットは、11月23日(土・祝)より一般発売開始。

【パルコステージ】http://www.parco-play.com/

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