ノンバーバルな芝居で見せる『KYOTO SAMURAI BOYS』が目指すもの

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2019年8月10日(土)にプレオープンする『KYOTO SAMURAI BOYS』。平安神宮敷地内にあるKYOTO SAMURAI THEATER(京都・時代祭館 十二十二内)にて、「にほんの伝統文化を気軽に体験できる」エンターテインメントショーとして誕生する本公演が目指すものとは。7月24日(水)に行われた稽古場取材会で見えた、本公演のスピリットをレポートする。

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取材会では、まず、本公演を企画・プロデュースするネルケプランニングの松田誠より、本公演の詳細について説明があった。客席数226席(うち2席は車イス席)の劇場は4ブロックに分かれており、いずれも花道に囲まれた作り。キャストがその花道を使って劇場を回りながらパフォーマンスを見せるため、観客は間近でショーを体感できる。

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台詞のないノンバーバルな作品として、ダンスや殺陣、体の動きで物語を見せる芝居パートの後に、日本語での歌唱を行うライブパートへと続く。上演時間は40分程度を想定。プレオープン中は、「椿」「桔梗」「若葉」のグループに分かれた計18人のキャストが2チームに分かれ、回替わりで1日2公演行う。

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松田は「(本公演の演者たちに)サムライの心を持とうと話しました。サムライはスピリッツ。海外のお客様には『本当にサムライがいた!』と思ってもらえるようなものを見せたいですし、一番最初にパフォーマンスを見た方に)『自分はそれを見たんだ!』と言ってもらえるようにがんばりたいです」と語る。

本プロジェクトで構成・演出を務める植木豪は、これまでにも『WASABEATS』などノンバーバルな作品の演出を手がけてきた。『WASABEATS』では、イギリス・エジンバラでの公演も成功させており、それだけ本公演も「僕もあと20年遅く生まれていたら、みんなと一緒に出たかったと思うくらい素敵な作品になっています」と自信をのぞかせる。

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今回出演するキャストたちはオーディションで選出。植木は「ここからサムライになれそうな華がある人、オーディションでの姿勢を見て“一緒に戦っていける”人たちを選びました。荒削りでも応援したくなるメンバーです」と胸を張る。

当面は、KYOTO SAMURAI THEATERでのロングラン公演を予定しているが、植木は「日本のお客様に楽しんでもらえるものにしつつ、どこでも公演できるパッケージを作っています。技術的なことも含め、どこにでも持っていけるように考えている」と先を見据えた。

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『KYOTO SAMURAI BOYS』は、KYOTO SAMURAI THEATER<平安神宮敷地内 京都・時代祭館 十二十二 2階>に8月10日(土)プレオープンののち、2019年9月グランドオープン予定。チケットは、7月下旬より販売開始。なお、プレビュー期間は限定特典付きとなる。

【公式サイト】https://www.samuraiboys-project.com/
【公式Twitter】@samuraiboysPJT

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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