2019年11月よりM&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、舞い散る』が上演されるが、このほど公演情報とビジュアルが公開となった。
本作は2011年『鎌塚氏、放り投げる』より始まった人気シリーズ。雪のたよりもチラホラ聞こえる、クリスマスシーズンに贈る第5弾では、雪山を舞台に、女主人(大空ゆうひ)に仕えるアカシ(三宅弘城)と、パートナーであるケシキ(ともさかりえ)の恋の行方が描かれる。
第1弾から参加のオリジナルメンバー(片桐仁、広岡由里子、玉置孝匡)に加え、シリーズ初参加となる小柳友、岡本あずさ、大空ゆうひらも登場。ビジュアルではいつもとは違う冬の装いに身を包んでいる登場人物たちの姿が収められた。
【あらすじ】
貴族制度が続いている世界の現代の日本。
『完璧なる執事』として名高い鎌塚アカシ(三宅弘城)は今、名家・北三条伯爵家の女主人マヤコ(大空ゆうひ)の従者として雪山の別荘に来ていた。
昨年夫を亡くしたばかりのマヤコはこの別荘で毎晩のようにパーティーを開いていた。アカシの下には、若い女中・円子ミア(岡本あずさ)がいたが、この女中がまるで働かず、注意すればパワハラだと騒ぎ立て、アカシも困っていた。そんな中、アカシは買出しに出かけた街中で偶然、上見ケシキ(ともさかりえ)に再会、ケシキは急遽、北三条家に雇われることに。優秀なケシキの働きぶりで、落ち着きを取り戻す北三条家。
そこへリゾート開発のためにマヤコの土地と別荘を手に入れようとする堂田男爵夫妻(片桐仁、広岡由里子)が訪れる。そして、彼らは佐双ヨウセイ(小柳友)という若い執事を伴っていた。ヨウセイは、どうやらケシキに好意を持っている様子。スーパールーキーの登場に内心焦りを覚えるアカシ。不安をかかえたアカシはゲレンデをさまよい、そこで元々堂田家に仕えていた宇佐スミキチ(玉置孝匡)に再会する。スミキチは、どうやら自分をクビにした堂田夫妻に恨みを持っているようだ。
折も折、別荘を猛吹雪が襲い、マヤコが行方不明となる。アカシ、ケシキ、ミアが捜索に出発、堂田夫妻とヨウセイも捜索隊を編成するが・・・。マヤコの隠された過去の事情が明らかになる一方で、ケシキはアカシとヨウセイの間で揺れている。
その時、一行の耳に聞いたこともない地鳴りが・・・。
アカシ「ご覧なさい! 雪崩でございます・・・!」
『鎌塚氏、舞い散る』は以下の日程で上演される。
【東京公演】11月22日(金)~12月11日(水) 本多劇場
【大阪公演】12月14日(土)・12月15日(日) サンケイホールブリーゼ
【島根公演】12月17日(火) 島根県民会館 大ホール
【石川公演】12月20日(金) 金沢市文化ホール
【宮城公演】12月22日(日) 電力ホール
【名古屋公演】12月25日(水)18:30開演 ウインクあいち 大ホール