2018年6月にシアターコクーン・オンレパートリー2018として上演された『ニンゲン御破算』がWOWOWにて放送されるが、このほどそれに伴い、特集「Bunkamura30周年&大人計画30周年記念!」として2003年版の『ニンゲン御破産』も併せて放送されることが明らかになった。
『ニンゲン御破産』は、2003年に松尾スズキが初めて時代劇に挑み、十八代目中村勘三郎(当時:勘九郎)に書き下ろした舞台。幕末の江戸を舞台に、狂言作者を夢見る一人の侍とその人生に関わるニンゲンたちを描き、複雑な多重構造、歌や踊りが用いられた超大作エンターテインメント作品である。出演者は勘三郎のほか、田畑智子、阿部サダヲ、吹越満、松尾、宮藤官九郎、秋山菜津子、小松和重、片桐はいりら。
2018年版の『ニンゲン御破算』は『ニンゲン御破産』を、新キャストを迎えてタイトルを1文字変えて再演したもの。2018年版で主人公・実之介を演じたのは、15年前の初演時の勘三郎と同年齢となった阿部サダヲ。共演者には、岡田将生、多部未華子、ほかにも荒川良々、皆川猿時、平岩紙、ノゾエ征爾、平田敦子らが名を連ねている。
2003年版『ニンゲン御破産』、2018年版『ニンゲン御破算』はどちらも12月29日(土)WOWOWライブにて放送される。