『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』が、2018年9月13日(木)より東京・赤坂RED/THEATERにて開幕する。本作は、演出家の大河内直子とプロデューサーの田窪桜子が立ち上げた舞台創作・企画ユニット「unrato(アン・ラト)」の第3回公演。
原作は、1938年にアメリカのストーリー誌で発表された往復書簡による小説『ADRESS UNKNOWN』。日本では『届かなかった手紙』というタイトルで翻訳出版されている。舞台版は、2004年にフランク・ダンロップが脚色し、オフ・ブロードウェイで初演。日本では、これが初上演となる。出演者は男優2人のみ。今回は青柳尊哉&須賀貴匡、池田努&畠山典之の2組が本作に挑む。
【あらすじ】
マックスとマルティンはアメリカで共に画廊を経営し成功を収めた親友同士だった。1932年、ドイツ人のマルティンは家族と共にミュンヘンに帰国。ユダヤ人のマックスはサンフランシスコに残ることになり、ドイツとアメリカにいる二人の手紙のやりとりが始まる。その頃、不況にあえぐドイツにはヒットラーが登場。貧困に苦しむドイツに戻った裕福な成功者であるマルティンは、徐々にナチズムに心頭していく。一方、ドイツで女優活動を行う妹の行方を心配するマックスは・・・。
『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』は、9月13日(木)から9月17日(月)まで東京・赤坂RED/THEATERにて上演される。