真風涼帆の宝塚歌劇団退団後初コンサート『unknown』公開ゲネプロレポート

2024年4月5日2024年8月9日

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宝塚歌劇団退団後初コンサート真風涼帆 1st concert『unknown』公開ゲネプロレポート

2024年4月5日(金)に東京・東京国際フォーラムホールCにて真風涼帆 1st concert『unknown』が開幕した。初日当日に公開ゲネプロが行われたので、その模様をお届けする。

退団後初コンサート！大人の魅力と“未知の姿”

宝塚歌劇団宙組でトップスターを約5年間務め、2023年6月に退団した真風が贈る退団後初のコンサート。宝塚歌劇団時代の懐かしい楽曲や磨きがかった歌唱でのミュージカルナンバーなど、男役17年で培ってきた大人の魅力と共に、“未知の姿”を届ける。

タイトルの『unknown』には、真風の未知なる姿を届けたいという意味が込められている本作。構成・演出・振付は、真風の退団公演のアクション・ロマネスク『カジノ・ロワイヤル～我が名はボンド～』でも振付を手掛けたKAORIalive が務める。

さらにスペシャルゲストとして、東京公演では朝夏まなと、大阪公演では、柚希礼音と紅ゆずるが出演。

真風涼帆 1st concert『unknown』は、2024年4月5日(金)から4月8日(月)まで東京・東京国際フォーラムホールC、4月19日(金)から4月22日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。

ゲネプロ・レポート：

レポート：新境地を切り開く真風涼帆の“unknown（まだ知られざる）”な世界

コンサートは「GRADATION」「NEW WORLD」「GALAXY」「ALIVE」の4ブロックで構成されており、それぞれのテーマに沿って、真風の未知なる姿をパワフルかつ深みのある歌声と共に堪能できる作りとなっている。

まずスタートとなる「GRADATION」では、真風が銀のアクセサリーを煌めかせた白スーツスタイルという宝塚でのサヨナラショーを彷彿とさせる衣装で登場。

真風が宝塚時代に披露してきた楽曲の数々を、後半へ行くにつれてアレンジを加えていくというグラデーションを効かせた本ブロックでは、『オーシャンズ１１』からスタイリッシュでダンサブルなナンバーの「FATE CITY」、『白鷺の城』からアレンジを大幅に変更しており、ゲスト回では観られないナンバーとなる「狂おしい夢」、『Capricciosa!!』から今回のコンサート版として新しく生まれ変わった「Capricciosa」などを歌い上げ、真風の白い衣装とアンサンブルの黒い衣装とのコントラストが映える。

MCでは、真風が「タイトルの通り、まだ見ぬ自分の未知なる姿をお見せしていけるよう、最後まで精一杯務めてまいりますので、楽しんでいってください」と意気込む。

続く「NEW WORLD」では、一転してハードなテイストの黒スーツに身を包む真風。彼女の新しい魅力をどんどん出していくという「NEW WORLD」の楽曲は、これまでとは違った大人の雰囲気に挑戦する「色彩のブルース」、客席との一体感あふれるナンバーとなる「Permission to Dance」などといった今までやってきた楽曲じゃないアプローチで、ロックバンドの曲からK-POPまで盛りだくさん。

さらに「GALAXY」では、「ホットで、クールで、セクシー」をテーマに、ド派手な銀の衣装で現れた真風が、『FLY WITH ME』から世界観あふれるパワフルなナンバーとなる「FLY WITH ME」、テーマに沿ったテイストに仕上がったナンバーとなる「Luck Be a Lady」を熱唱。そして、メッセージ性の強いラストのブロックとなる『ALIVE』へと続いていく。

躍動感あふれるダンスに、心揺さぶられる歌など、真風の愛が込められたパフォーマンスの数々により、まだ知られていない真風の新たな姿、そしてありのままの姿を魅せる。新境地を切り開く真風の“unknown（まだ知られざる）”な世界が、宝塚歌劇団卒業後初めてのコンサートとして幕を開ける。

（取材・文・撮影／櫻井宏充）