2018年8月10日(金)に大阪・大阪ビジネスパーク円形ホールにて劇団鹿殺しにとって2018年唯一の本公演となるストロングスタイル歌劇『俺の骨をあげる』が開幕した。本作は、『赤とうがらし帝国』(2010年)と、そのリメイク版『BONE SONGS』(2013年)をさらに進化させ、劇団鹿殺しの“ロック音楽劇”の真髄を追求した作品となっている。
一人の女とその人生を支えた5人の男たちの人生を、オレノグラフィティと入交星士による全編オリジナル曲、劇団員で構成される楽隊と生バンドの演奏を融合させ表現。死後の世界と現世を鮮やかに行き来する多彩な楽曲は、作品の世界観をさらに広げ、五感すべてを刺激するライブでしか味わえない一大エンターテインメントに昇華されている。
主人公・辛島タエ役を演じるのは、劇団鹿殺し主宰の菜月チョビ。5人の男たちを演じるのは、劇団員より丸尾丸一郎、オレノグラフィティ、そして、相葉裕樹、伊万里有、高嶋政宏。相葉、伊万里、高嶋は共に劇団鹿殺し初参加。芝居だけでなく歌って踊ってと、客演陣も見事に鹿殺し色に染まっている。
タエの時代に合わせ骨太に紡がれる物語だが、“演劇”の遊び心が存分に詰まっている。劇団鹿殺し作品の特徴である「役者の早替え」も見どころの一つ。今回も、24名のキャストで118役を演じるという、ストロングスタイル香盤となっている。なおすべての配役は、会場で無料配布される当日パンフレットに記載されているとのこと。
劇団鹿殺し ストロングスタイル歌劇『俺の骨をあげる』は、8月12日(日)まで大阪・ビジネスパーク円形ホールにて、8月15日(水)から8月19日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。なお、大千秋楽公演では全国の映画館にてライブビューイングも開催される。
また、『俺の骨をあげる』オリジナルグッズも多数作成。野性爆弾くぅちゃんのグッズデザインでも話題のパンクドランカーズや、キュウソネコカミのグッズデザインでおなじみのますださえことの「コラボTシャツ」、高嶋・相葉のボーカルも収められた「デモ音源集」なども販売されている。
さらに、本作のDVD化も決定。劇場では先行予約受付も行われている。先行特典として、これまで公開されたことがない稽古場映像や、千秋楽のスペシャル・ライブ・カーテンコールの映像、舞台写真ポストカード(10枚)が付く。
【DVD詳細】http://shika564.com/2018dvd
【公式HP】http://shika564.com/2018
※高嶋政宏の「高」は「はしごだか」が正式表記
(取材・文/オフィシャル提供、編集/エンタステージ編集部)
(撮影/和田咲子)