2.5次元に存在し、アーティストやタレントをプロデュースする架空の芸能事務所「ツキノ芸能プロダクション」に所属する「SolidS(ソリッズ)」と「QUELL(クヴェル)」の2 グループの結成までのエピソードと日常を描いた、2.5次元ダンスライブ「S.Q.S(スケアステージ)」Episode1「はじまりのとき -Thanks for the chance to see you-」。
本公演は、2バージョンで共に一部は芝居パート、2部はダンスライブパートで構成されており、皇志季(日向野祥)、奥井翼(瀬戸啓太)、世良里津花(阿部快征)、村瀬大(小林涼)からなるSolidSがメインの「Ver.RED」と、和泉柊羽(田中稔彦)、堀宮英知(中尾拳也)、久我壱星(山中健太)、久我壱流(山中翔太)からなるQUELLがメインの「Ver.BLUE」がある。
第1部は原作CDのエピソードが元となった芝居パート。2017年末に開催されたツキプロライブを経て、ユニットとしても、個人としても一段と成長したSolidSとQUELL。2018年、“再出発”“再開”といった意味を持つ『RE:START(リスタート)』新シリーズをリリースするにあたり、ユニットリーダーであり、プロデューサーでもある志季と柊羽は、リリース記念ライブの日にメンバーそれぞれが自分の言葉でファンに対して『リスタート宣言』をするという課題を与える。どんな言葉をファンに伝えようか悩むメンバーたちは、結成前の自分と向き合い、仲間との絆を感じながらライブ当日の日を迎える。果たして、どんな言葉をファンに伝えるのか―。
俳優たちは原作のキャラクターとの見事なシンクロを見せた。絶対的なカリスマ性を持つSolidSのリーダー志季を冷静かつ大胆に演じる日向野、天真爛漫なSolidSのムードメーカー翼同様にステージ上を明るく照らす瀬戸、グループの“ママ”としての優しさと冷静さを持ち合わせた里津花を柔らかに演じる阿部、不器用ながらもメンバーたちを人一倍思う大と同様優しい目線が印象的な小林。
志季とは対照的ながら、メンバーたちを見守り支えるQUELLの核であるリーダー柊羽の存在感を繊細に演じる田中、天性の人間力で周囲を癒す英知を持ち前の朗らかな笑顔と演技で観客の表情も溶かす中尾、過去の出来事を経て掴んだ今を一生懸命に生きる壱星、壱流をキュートかつ元気に演じる実際の双子で最年少の山中健太、山中翔太。
物語中盤に登場する「喫茶くべる」の場面では、かなり無茶なアドリブにも果敢に挑戦している8人。公演中のアドリブの成長っぷりも見どころの一つだ。
1部のオープニングと2部の原作の音源を使用したダンスライブでは、劇場はコンサート会場へ変身する。観客は声援とともにペンライトや応援グッズを振ってステージ上でパフォーマンスするSolidSとQUELLを応援。客席から登場したり、メンバーの名前が書かれたうちわを見つけてファンサービスをする姿は、まさにアイドルのコンサートだ。観客参加型と銘打ってる通り、観客は本作の“一部”。観客の熱が作品をさらに深めていく新感覚の舞台なのかもしれない。
本公演は3部作の第1弾。11月のEpisode2、2019年のEpisode3を続けて観ることで、観客は登場人物たちのキャラクターと役者たちの成長の両方を見届けていく楽しみも生まれる。
「S.Q.S(スケアステージ)」Episode 1「はじまりのとき -Thanks for the chance tosee you-」は、5月27日(日)まで、東京・大手町ホールで上演。なお、5月26日(土)、5月27日(日)には、全国各地の映画館でライブ・ビューイングも行われる。詳細は、以下のとおり。
◆2.5次元ダンスライブ「S.Q.S」 Episode 1「はじまりのとき -Thanks for the chance to see you.-」ライブ・ビューイング
【BLUE ver.(QUELL版)】5月26日(土)17:00開演
【RED ver.(SolidS版)】5月27日(日)12:00開演
※本編物語の大きな流れは共通、各日ごとのやり取りがそれぞれ追加される
※ダンスライブパートのセットリストは異なるが、共にSolidSとQUELLの合同ライブ
【会場】全国各地の映画館
※開場時間は映画館によって異なる
※大阪府では条例により16歳未満の方で保護者同伴でない場合、終映が19:00を過ぎるため入場不可
【料金】3,600円(全席指定/税込)
※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料
【公式HP】http://sq-stage.com/
(C)S.Q.S01