「煉獄に笑う~舞台×原作~展」に行ってみた!鈴木拡樹、崎山つばさ、前島亜美による声のおもてなしを堪能

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唐々煙の原作漫画と、この漫画をもとに今年8月に上演された舞台がコラボした「煉獄に笑う~舞台×原作~展」が、2017年12月23日(土・祝)より東京・サンシャインシティ内・文化会館2F展示ホールDにて開催されている。一体、どんな展示になっているのか?この展示会の模様をレポートする。

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舞台『煉獄に笑う』が上演されたサンシャイン劇場があることでも知られている、東京・池袋のサンシャインシティ。その中にある文化会館2階に到着すると、石田佐吉、曇芭恋、曇阿国のイラストで彩られた展示スペースDの当日券のチケットカウンターが見えてくる。

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入場の際に、今回の展示会の注目ポイントの一つでもある、音声ガイドを受け取るのをお忘れなく。この音声ガイドは、展示会期間中、舞台版で佐吉役を演じた鈴木拡樹、芭恋役の崎山つばさ、阿国役の前島亜美の声でナビゲートする仕様。オープン当日の12月23日(土・祝)から12月25日(月)までは「クリスマスバージョン」、12月26日(火)から12月30日(土)までは「本人バージョン」、2018年1月3日(水)から1月8日(月・祝)までは「キャラクターバージョン」と3パターン用意されている。

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音声ガイドを手に入場すると、まずメインキャラクターの集合イラストが大きく描かれたパネルが出迎えてくれた。音声ガイドの番号と取扱説明書を確認して再生すると「こんにちは、石田佐吉役の鈴木拡樹です」「曇芭恋役の崎山つばさです」「曇阿国役の前島亜美です」とガイドから3人の声が聞こえてくる。これだけで、思わず舞台での3人のやり取りを思い出し胸が熱くなる。

「煉獄に笑う」のあらすじと人間関係図を描いたパネルで物語をおさらいした後は、キャラクターが一人ずつイラストで描かれた美しいエリアへ。

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通路の真ん中に、突然、鈴木が演じた佐吉の衣裳が登場する。間近でじっくりと舞台衣裳を見ることができるので、ぜひ刀の鍔のデザインや着物の縫い目などを、触らぬように(※ほかの展示物を含め、撮影や手を触れることは不可)じっくり観察してほしい。

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もちろん、衣裳の周辺に設置されている小道具や、両脇の壁に飾られている舞台写真やキャラクターデザイン画のチェックもお忘れなく。各キャラクターをどう舞台上で見せたいか、という作り手のこだわりが垣間見えるものとなっている。

「煉獄に笑う~舞台×原作~展」_9.jpg佐吉の衣裳の背後にはこんな看板も!

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次は「曇神社の忌み子」と呼ばれ、近隣の人々から大層嫌われていた双子・芭恋と阿国の衣裳。崎山つばさと前島亜美が演じた、美しく、たくましく、自らの運命に負けずこの時代を生きた二人の姿が浮かび上がってくることだろう。

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衣裳や小道具を隅々まで見ると、芭恋のキセルや阿国の髪飾りがかなり大きく作られており、これらを身に着けたまま立ち回りをするのはかなり大変だったのでは・・・?と、上演時の二人の様子を思い出す方もいるかもしれない。

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続いて大人キャラのエリアに移動する。そこには、佐吉の上司である豊臣秀吉、佐吉たちを支える島左近、陰陽師の術を使う芦屋弓月の衣裳があった。左近の錫杖は驚くほど太く長く、左近役を演じた中村誠治郎がこの得物を自在に使うには相当のトレーニングが必要だったのかも・・・と想像してしまう。

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また、浅田舞が演じた弓月の刀の鞘に施された、月の満ち欠けのデザインも、この機会にじっくり眺めていただきたい。そして、弓月と言えば、原作でも舞台でも、思わず見とれてしまうくらいセクシーな衣裳。胸の下と背中を大胆に開けたデザインは一見の価値ありだ。

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さて、次の展示物へ・・・と足を進めるが、視界に入ってきた光景に心臓が一瞬止まり、そして早鐘のように激しく打ちまくる。これ以上先に進んだら命を取られてしまうかもしれない。思わずあとずさりしたくなる世界がそこに待っていた。

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伊賀の三大上忍・百地丹波率いる八它烏の9人衆だ。佐吉たちの動きを何度となく阻む恐ろしい存在・八它烏は、マネキン+舞台衣裳という姿であっても圧倒的な迫力で襲い掛かってくる錯覚すら感じさせる。ここを生きて通過できるのはおそらく佐吉たちだけかも・・・。

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八它烏エリアを脱出すると、舞台『煉獄に笑う』の稽古の様子などを写したオフショット写真が並ぶエリアに入る。鈴木、崎山、前島らが懸命に稽古に臨む姿は、ファンならずともじっくりと見とれてしまうことだろう。

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突然明るくなった先では、係員が「ここは記念撮影コーナーです!撮影用の小道具を実際に持っていただいてお写真を撮ることができるんですよ」と案内してくれた。テーブルの上を見ると、佐吉たちの必須アイテムが並べられている。ぜひ「煉獄に笑う」風のキメポーズで撮影に挑んでほしい。

この記念撮影コーナーで音声ガイドとはお別れ。クリスマスバージョンの最後では、鈴木ら3人が「もしサンタクロースがいたら何をもらいたいか」というお題に、それぞれが「煉獄」風に答えていた。最後までどうぞお聞き逃しなく。

また、鈴木、崎山、前島、羽柴秀吉役の村田洋二郎が登壇した舞台『煉獄に笑う』中間報告会の模様などを鑑賞できるエリアもある。中間報告会に参加できなかったファンにとっては、ここで彼らの楽しいトークを観ることができる貴重な機会となるだろう。

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「煉獄に笑う ~舞台×原作~展」は、2018年1月8日(月・祝)まで東京・サンシャインシティ内・文化会館2F展示ホールDにて開催。

「煉獄に笑う~舞台×原作~展」_24.jpg展示会で待ってるよ!

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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