福田雄一が脚本・監督を務め、レギュラー出演の井上芳雄とミュージカル界の仲間たちが放つ、WOWOWオリジナルミュージカルコメディ『グリーン&ブラックス』。毎回ミュージカル界の俳優たちが、ミュージカル界の舞台裏を描く福田ワールド全開のコントを繰り広げ、放送の度に大きな話題となっている本番組に、浦井健治、瀬奈じゅんが新たにゲスト出演する。収録直後、ハイテンションの福田、井上、浦井、瀬奈が取材に応じた。
まず、浦井は「とても楽しかったです。この現場に来られたことが最高に嬉しくて、それが顔ににじみ出ています」と笑顔でコメント。収録場所が、本番組の前身番組『トライべッカ』と同じスタジオだったそうで、やっと参加できた喜びと懐かしさで笑顔があふれていた。
本番組に初めて臨んだ瀬奈も「楽しかったです!台本をいただいた時にまずびっくりして、こう来るだろうなと何となく想像はついていたので、こういう使われ方ね(笑)」と、笑いながら福田コントをやり切った安堵の表情を浮かべる。
福田は「このキャストが揃ったら、普通に何ヶ月も帝劇が埋まる」と言い、井上も「よくこのタイミングで集まれたというメンバーですよね。みんな休演日?」と笑わせながら、あらためて豪華な出演者たちについて感謝を述べた。
以下、収録後のインタビューの内容を紹介。
――収録を重ねてきて、さらにやりたいことが増えてきたのでは?
福田:前身の『トライペッカ』という番組では、台詞をけっこうキメキメでやっていたんです。でも僕と芳雄くんが去年やった『ナイスガイ in ニューヨーク』という作品から、成長して新しいものが出来るなという予感がしていて。完全にその空気を持ち込んで、この番組に臨みました。いい意味で適当でいいというか。リハーサルは一回、変な汗が出ながらやるのがこの番組のおもしろさ。井上くんが去年感じたおもしろさというコンセプトをちゃんと守りながら引っ張ってくれているから、さらにおもしろくなるよね。
井上:本当に『ナイスガイ in ニューヨーク』の存在が大きくて。僕もコメディが好きでしたが、笑いに特化したものをやってきたわけではなかったので、『トライペッカ』の時には笑いの難しさを感じました。本場のツッコミを見た時に、こんな風にやるんだと。『グリーン&ブラックス』でまたチャレンジできる機会をいただいたので、これからも自分たちなりにできることをしようと。無茶なネタをぶっこんで来ますが、それを皆でやんや言いながら全力で歌って、応えて、部活みたいな感じ。このメンバーでやってみよう!という感じが、毎回とても新鮮ですね。
――瀬奈さんの印象は?
井上:先日舞台を観に行った時に、コントの収録はどんな感じか聞かれて話しましたが、瀬奈さんは全然やれると分かっていたので安心していました。ただ、予想以上に福田さんの台本が失礼だったという(全員爆笑)。宝塚歌劇団のトップとして黄金期を務められてきた瀬奈じゅんに、すごいこと書くなと。
福田:浦井くんがいればごまかせるかなって。
瀬奈:台本を読んだ時に「あ、浦井くんに言わせてる」って思いました(笑)。
井上:にこやかに受け止めてくださる瀬奈さんが、僕は好きです!
瀬奈:大丈夫(笑)。女優ですから!
――番組の目玉、ミュージックショーでは毎回珠玉のナンバーが披露されますが、どのように選曲されているのでしょうか?
井上:基本的にデュエットということは決まっていて、あとは相談ですね。
浦井:いつも豪華ですよね。
福田:実は僕、編集の時に初めて見るの。もう一視聴者として「スゲーなおい!」って、感動するね。
井上:あまりルールはなくて、『レ・ミゼラブル』の方が来ちゃったり、『ジャージー・ボーイズ』の方も来ちゃったり、どんどん広がっています。今後も楽しみにしていてください!
番組の構成はコメディドラマ、トークコーナー、ミュージカルショーと3部に分かれた構成となっている。浦井と瀬奈がどのように登場するのか、放送を待とう。
なお、『グリーン&ブラックス』#8は、11月25日(土)深夜0:00よりWOWOWプライムにて放送される。出演は、愛原実花、相葉裕樹、柿澤勇人、加藤和樹、川久保拓司、昆夏美、中川晃教、濱田めぐみ、平方元基、渡辺麻友(50音順)。
【番組HP】http://www.wowow.co.jp/detail/110586/001/01
(取材・文・撮影/谷中理音)