岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」。その第15作目となる公演のタイトルが『ZEROTOPIA(ゼロトピア)』に決定した。作・演出も手掛ける岸谷が今回描くのは、沈没した豪華客船から必然的に生き残った男女が待ち受ける運命。地図に載っていない島を起点(ゼロ)として、ユートピア(理想郷)へ向かうのか、ディストピア(地獄郷)へ向かうのか。「生」という普遍のテーマを題材に、地球ゴージャスならではのエンターテインメントに仕上げる。
タイトル発表に合わせて、ビジュアルも公開。地球ゴージャス初登場となるW主演の柚希礼音、T.M.Revolution西川貴教をはじめ、新田真剣佑、宮澤佐江/花澤香菜(Wキャスト)、藤林美沙、原田薫、大村俊介(SHUN)、水田航生、植原卓也、そして岸谷と寺脇が、作品を象徴する「どこにもない場所」「色彩の無い世界」に集う登場人物たちの姿と世界観を表現している。
全キャストの撮影に立ち会った岸谷は「ビジュアル撮影は演出家としても大事な時間」と語り、衣装、ヘアメイク、表情、醸し出す雰囲気など、細部にわたりキャストたちに作品イメージを真摯に伝えながら撮影を盛り上げた。
地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15『ZEROTOPIA(ゼロトピア)』は、2018年4月9日(月)から5月22日(火)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演される。その後、愛知、新潟、福岡、広島、大阪を巡演。日程の詳細は、以下のとおり。
【東京公演】2018年4月9日(月)~5月22日(火) TBS赤坂ACTシアター
【愛知公演】2018年5月29日(火)~6月2日(土) 刈谷市総合文化センター
【新潟公演】2018年6月9日(土)・6月10日(土) 新潟テルサ
【福岡公演】2018年6月22日(金)~6月24日(日) 福岡サンパレス
【広島公演】2018年6月30日(土)・7月1日(日) 広島文化学園HBGホール
【大阪公演】2018年7月6日(金)~7月15日(日) フェスティバルホール
【オフィシャルHP】http://www.chikyu-gorgeous.jp/vol_15/
【あらすじ】
目覚めると・・・気がつくと・・・意識を取り戻すと・・・そこは島であった。
感覚が・・・おかしい。
五感が・・・変だ。
確かなことは・・・自分は、島にいる。
そんな感覚に取り憑かれ、島を見渡しているのは自分だけではなかった。
何人かの人間が島に生きていた。
否、生き残っていた。
彼等は自分と同じ豪華客船に招かれた人々。
沈むはずのない客船が沈んだ。
打ち上げられた数名の命・・・男と女。
彷徨い徘徊している内に出逢いを重ねる人々。
罪を隠す女
恨みを隠す男
悲しみを隠す男
狂気を隠す女
何も隠さない男
そして、企みを隠す男・・・
一つ一つ剥き出しになっていく彼らの隠された過去。
そして、彼等は知る。
この島に流れ着いたのではなかった・・・。
客船は沈没したのではなかった・・・。
「俺達は、沈没させられ!流れ着かされたのだ!この島に!」
この島は、色を失った、地図にない島。そして、大きな大きな・・・陰謀渦巻く島。
彼らは、なぜ、集められたのか。
心の奥底に巣食う闇を抱えて生きてきた彼らに、魔の手が近付く・・・。