西川貴教が語った役設定に柚希礼音、岸谷五朗ら大笑い!地球ゴージャス『ZEROTOPIA』製作発表

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岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」プロデュースの最新作『ZEROTOPIA』。本作の製作発表が2017年12月5日(火)に東京都内にて行われ、岸谷と寺脇のほか、W主演となる柚希礼音、西川貴教をはじめ、新田真剣佑、宮澤佐江(Wキャスト)、花澤香菜(Wキャスト)、水田航生、植原卓也が、抽選で選ばれたファンの前に登場した。

本作で描かれるのは、豪華客船が沈没し、色を失った地図にない島に流れ着いた男女と、彼らを待ち受ける運命。心の奥底に巣食う「闇」を抱えて生きてきた男女に忍び寄る巨大な陰謀の正体とは・・・!?

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会見冒頭では、岸谷・寺脇の事務所の後輩にあたる水田と植原が司会を務めていたが、作品の話になると二人のぎこちない動きに辛抱たまらんといった様子で(という設定で)岸谷が司会を乗っ取る流れに。

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柚希が演じるのは“罪を隠す女”。岸谷から「正確に歌えるエンターテイナー。歌って踊った後、すぐ台詞を言えるのがすごいんです」という称賛の言葉と共に紹介を受けた柚希は、「そうしないと(宝塚歌劇団時代に)怒られたから・・・」と照れ笑いしつつ、「ついに地球ゴージャスの舞台に出演できる柚希礼音でございます!」と喜びをあらわにした。役については「勇ましく戦ったりする感じ?とも思っていたんですが、その予想を上回るような役をいただきました。どんな感じになるか楽しみです」と目を輝かせていた。

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続いて「言うまでもなく最強の歌手です!」と岸谷に評されたのは、柚希とW主演を務める西川。マイクを手にした西川は、自己紹介で突然「演じる役は河童です」と語り出す。さらに「手には水かきをつけます」「来年には辮髪(べんぱつ)にすべく、頭頂部の毛を抜いて、できるだけスッキリさせたい」「身体全体を水色で塗ったり・・・は難しいと思います」などと、いかにも“真実”を語っているかのようによどみなく言葉を続けるので、一同は大笑い。

司会卓に突っ伏して肩を震わせていた岸谷は「河童役は秘密だったんだけどなあ・・・(笑)」と西川の冗談に乗っかりながら、「最後、あの(西川の筋骨隆々な)身体で、無人島を支えて立ち上がり、敵と戦う“男の中の男”を演じてもらおうと思います」と役どころを解説。ところが、椅子から滑り落ちそうになりながら笑っていた寺脇が「河童の中の河童?」と蒸し返すと「キュウリをたくさん食べたいと思います」ときっちりネタを回収する西川だった。

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新田が演じる役は、登場人物の中で唯一恋愛要素がある人物だという。岸谷は「この前、二人だけで飲みました。その時、彼を本当に好きになりました。この涼しげな瞳に吸い込まれそうになるんです」と告白。その言葉に反応した新田が岸谷を凝視すると「やめて!その目で見ないで!」と目をそらす岸谷。そのやり取りに、寺脇は「そんなわけないだろう!」と新田に近づき、目を合わせ「・・・あ~ん、吸い込まれちゃう!」と腰砕けになって自席に戻る・・・これをたびたび繰り返す岸谷・寺脇の絶妙なコンビネーションに、会場は爆笑に包まれた。なお新田は、昔から地球ゴージャスの舞台が大好きということで「一ファンとしても早くこの作品を皆さんにお届けしたいです」と意気込んでいた。

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『クザリアーナの翼』以来地球ゴージャス2度目の出演となる宮澤について、岸谷は「4年前、この人は舞台女優になるために生まれてきた人だと、天才だと思ったんです」と絶大な信頼を寄せる。岸谷の言葉に「やめてください~」としきりに恥ずかしがっていた宮澤だが、2度目の参加に向けて「初めての時とは違う緊張感があります。これまでの私の成長を(岸谷・寺脇)お二人に見ていただきたいです」と気合い十分。また、宮澤が演じるのは二面性のあるお嬢様役ということで「日常から丁寧な言葉遣いをして、ナチュラルに芝居ができるようにしたいです」と笑顔を見せた。

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また、宮澤とWキャストとして、声優として活躍する花澤が地球ゴージャス初参加。岸谷は「かわいい声ですが、この人の身体の中にはすごいリズムがあるんです」と言い、「この“お嬢様”という役は、実は最も怖い役かもしれません。だからこそ、花澤さんにこの役をやってほしいと思ったんです」とキャスティングの意図を解説。大抜擢となった花澤は「舞台経験もあまりなく、未知の領域です。普段は声優のお仕事をしており、目の前で動くキャラクターと二人三脚でお仕事してきましたが、今回は自分の身体だけで演じていかないとならないので、がんばりたいです」と力を込めた。

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そして、水田は「『怪盗セブン』から5、6年くらい、いろいろなお仕事をやらせていただいたので、成長をお見せしたいです」、植原は「(岸谷に)何度か演出を付けていただきましたが、舞台上でご一緒するのは初めてです。中学生の頃から好きだった地球ゴージャスに出演できるのが嬉しいです」と共に笑顔で出演の喜びを語った。

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寺脇は「一幕はツッコミ担当で二幕はボケ担当・・・でしたっけ?」とすっとぼけ、岸谷から「ボケとかツッコミとか言っちゃダメ!演劇的表現でお願いします(笑)!」と岸谷にたしなめられつつ、改めて「日々重苦しい事件もあり、皆さんも悩みなどを持っていると思いますが、そういったことを乗り越えていく、希望に満ちた作品になると思います」と、岸谷が作り上げる作品の仕上がりに期待を込めた。

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地球ゴージャスのプロデュース公演も、本作で15作目となる。最後に、岸谷は「地球ゴージャスの1作目は、劇場自体を改造し、200人ぐらいの小さな小屋で2ヶ月ぐらいのロングランでやりました。そんな時に立ち返り、もう一回ゼロに戻って作品作りをしたいという思いがありました」と熱い想いを語り、自分たちの活動を支えてくれているファンの方への御礼を伝えていた。

『ダイワハウス Special 地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.15 ZEROTOPIA』は、2018年4月9日(月)から5月22日(火)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演される。その後、愛知、新潟、福岡、広島、大阪を巡演。日程の詳細、チケット発売については、以下のとおり。

【東京公演】2018年4月9日(月)~5月22日(火)TBS赤坂ACTシアター
チケット一般発売日:12月9日(土)10:00~

【愛知公演】2018年5月29日(火)~6月2日(土)刈谷市総合文化センター
チケット一般発売日:2018年2月24日(土)10:00~ 二次発売:3月10日(土)10:00~

【新潟公演】2018年6月9日(土)・6月10日(日) 新潟テルサ
チケット一般発売日:2018年3月10日(土)10:00~

【福岡公演】2018年6月22日(金)~6月24日(日)福岡サンパレス
チケット一般発売日:2018年4月7日(土)10:00~

【広島公演】2018年6月30日(土)・7月1日(日)広島文化学園HBGホール
チケット一般発売日:2018年4月7日(土)10:00~

【大阪公演】2018年7月6日(金)~7月15日(日)フェスティバルホール
チケット一般発売日:2018年3月17日(土)10:00~

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部、撮影/嶋田真己)

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