大竹しのぶ、阿部サダヲ、野田秀樹が英語版『表に出ろいっ!』の吹き替えキャストに

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2009年に十八代目中村勘三郎と野田秀樹が初共演した舞台『表に出ろいっ!』が、2017年11月に英語版として生まれ変わり、世界に先駆けて東京で上演される。『One Green Bottle』というタイトルとなって英語上演される本作の日本語イヤホンガイドの吹き替えを、大竹しのぶと阿部サダヲ、そして野田自身が務めることが発表された。

『One Green Bottle』は、『RED DEMON』『THE BEE』『The Diver』に続く野田作品の英語版最新作。『表に出ろいっ!』をベースに、ロンドンでのワークショップを重ね、ロンドン気鋭の脚本家ウィル・シャープと初タッグを組んで創作された。

キャサリン・ハンター、グリン・プリチャード

東京公演では特別に、本作のおもしろさを堪能していただくために、日本語イヤホンガイドを導入。英語版ではキャサリン・ハンター演じる父役を大竹が、グリン・プリチャード演じる娘役を阿部が、野田が英語で演じる母役を自ら日本語で吹き替える。

吹き替えを務める大竹、阿部、野田からコメントが届いたので紹介しよう。

◆大竹しのぶ
久しぶりの野田秀樹さんの作品に、ワクワクしています。
そして、大好きな阿部サダヲさん、大好きな友人の勘三郎さんが演じた、大好きなキャサリン・ハンターの吹き替えなんて・・・。
キャー、どうしましょう!
キャサリンに寄り添えるよう、なおかつ、きちんと台詞が届けられるよう、精一杯がんばります。

◆阿部サダヲ
舞台の吹き替えって初めてだし、しのぶさんと野田さんとの掛け合いのお芝居なんてなかなか経験できなさそうだし、どんな感じになるんでしょうか?楽しみです。がんばります!

◆野田秀樹
今回は女性であるキャサリン・ハンターが父役を、男性であるグリン・プリチャードが娘役を、僕が母役を演じます。これまでの英語劇もそうでしたが、原本(日本語版)の芝居をなぞるつもりはありません。台詞もまったく変わるので、新たなおもしろさと出会うつもりで観に来ていただきたいです。ボイスオーバーには大竹しのぶさんと阿部サダヲさんという贅沢なキャストが実現しました。頼んでみるもんですね(笑)。パニックにおちいった人間の行動心理を、イギリス人俳優の二人がどう解釈して演じるのか。楽しみにしてください。

『表に出ろいっ!English version/英語タイトル:One Green Bottle』

『表に出ろいっ!English version/英語タイトル:One Green Bottle』は、10月29日(日)・31日(火)のプレビュー公演を経て、11月1日(水)から11月19日(日)東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演される。その後、11月23日(木)から26日(日)まで、韓国・明洞芸術劇場(Myeongdong Theater)にて上演予定。

(アートディレクション:吉田ユニ)

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