2018年1月に愛知・中日劇場、4月に福岡・博多座にて上演される舞台『石川さゆり特別公演』に、博多を拠点とするアイドルグループHKT48の坂口理子の出演が決定した。
『石川さゆり特別公演』は、第一部が数々の名優が演じてきた織田作之助の代表作『夫婦善哉』、第二部が『石川さゆりオンステージ』の二部構成。坂口は第一部の『夫婦善哉』に、西岡徳馬演じる柳吉の一人娘・みつこ役として、石川扮する蝶子との確執を演じる。坂口はこれが本格的なストレートプレイ初挑戦となる。
今回の大抜擢について、坂口は「初めてお話を聞いた時は驚きで震えがとまりませんでしたが、挑戦させてください!と即答しました」と語る。また、家族の反応を聞くと「石川さゆりさんの大ファンである祖母や、両親もとても喜んでくれて、本当に素晴らしい舞台に立たせていただくんだと改めて実感しました」と、喜びと共に責任の重さを感じているようだ。
すでに扮装スチール撮影を済ませているが、撮影時の話になると「舞台は大正~昭和の時代なのですが、撮影スタッフの皆さんから、『どうしても平成顔だね・・・なんか違う(笑)』とビミョーな反応が返って来て。それからメイクさんとあれこれ考え、髪型や分け目もあれこれ工夫して作り上げました!」と、納得がいくまでこだわった様子。
坂口にとって、博多座への出演は2015年の『指原莉乃座長公演』以来2度目。しかも今回は石川、西岡をはじめベテラン揃いの共演者に囲まれることとなる。関西弁の台詞に時代考証や所作、舞台出演におけるマナーやルールなど様々なことに挑戦するに違いない。
「大先輩ばかりの中、もちろん不安もたくさんあるけれど、ガッツだけはあります。与えられた事だけをやるのではなく、どんどん試行錯誤してとにかくやってみる!という姿勢で、皆さんと一つの舞台を作り上げたいです」と気合いをみせ、「HKTで頑張り続けていれば、こういった新しい挑戦もすることができる、と後輩メンバーにも示すことができる存在になれたら」とHKT48の2期生最年長メンバーらしく、後輩たちへのメッセージも口にしていた。
『石川さゆり特別公演』は、以下の日程・会場にて上演される。
◆『石川さゆり特別公演』
<第一部 夫婦善哉>
原作:織田作之助
脚本:古田 求
演出:星田良子
出演:石川さゆり、小林綾子、坂口理子(HKT48)、野村真美、西岡徳馬 ほか
<第二部 石川さゆりオンステージ>
【愛知公演】2018年1月4日(木)~1月24日(水) 中日劇場
チケット発売:2017年10月30日(月)10:00より一般発売開始
【福岡公演】日時:2018年4月11日(水)~4月28日(土) 博多座
チケット発売:2018年2月10日(土)10:00より一般発売開始
※西岡徳馬の「徳」は旧漢字が正式表記
(扮装写真/博多座提供、編集/エンタステージ編集部)