2017年7月14日（金）より東京・Zeppブルーシアター六本木にて舞台『Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-』が開幕した。ゲーム、小説、漫画、アニメ、映画とメディアミックス展開されている「Fate」シリーズ。その中でも、本作は累計900万ダウンロードを突破したスマートフォン向けゲームであるFateRPG『Fate/Grand Order』を原作とした待望の舞台化作品だ。その初日前行われた公開ゲネプロの模様をレポートしよう。
人類の未来を守るため7つの特異点をめぐり、7つの聖杯を求めて繰り広げられる戦いが展開するゲーム版の中でも、「Fate」シリーズの第一作「Fate/stay night」などのシナリオ原作を担当した奈須きのこがシナリオを担当したことで大きな話題となった「第六特異点神聖円卓領域キャメロット」のエピソードを、ミュージカル『黒執事～The Most Beautiful Death in The World～千の魂と堕ちた死神』を手掛けた福山桜子が脚本・演出する。
主人公の藤丸立香には、舞台『あんさんぶるスターズ！オン・ステージ』などTV、映画、舞台で活躍する佐伯亮と、女優・モデルとして活躍する岡田恋奈のWキャスト（ゲネプロには佐伯が出演）。主人公を男性・女性から選択できるゲーム版同様に舞台版もWキャストとなっている。また、立香たちをサポートするロマニに男性ボーカルユニット「龍雅」のメンバーで俳優としても活躍する井出卓也が演じる。
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本作の見どころでもある英雄たちの霊である英霊を召喚したサーヴァントたちには、バラエティ豊かな出演者が揃っている。立香をマスターとするデミ・サーヴァントのマシュには音楽シーンで活躍するナナヲアカリ。同じく立香と共に旅するレオナルド・ダ・ヴィンチには元宝塚歌劇団のRiRiKA。
本作の重要人物であるアーサー王の円卓の騎士の一人で、世話役を務めたベディビエールにはミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンをはじめ舞台、TV、映画と幅広く活躍する佐奈宏紀。獅子王ペンドラゴンにはファッションモデルとして活躍し、その後、女優として活躍する高橋ユウ。さらに、原作でも人気のサーヴァントたちである円卓の騎士である、ランスロットに小野健斗、ガウェインに山口大地、トリスタンに菊田大輔、現在TV放送中のアニメ『Fate/Apocrypha』にも登場するモードレッドに甲斐千尋、アグラヴェインにJAY。その他にも、古代エジプトのファラオであるオジマンディアスに本田礼生。古代ペルシャの大英雄アーラシュに西川俊介。
これら、幅広い分野で活躍する俳優たちによって、伝説上の英霊たちが舞台上にサーヴァントとして現れ、立香とマシュの絆、そして、ベディビエールと獅子王ペンドラゴン、円卓の騎士団との因縁を舞台ならではの歌唱シーンとともに魅力たっぷりに描いている。
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さらに、原作ファンも納得のクォリティとなっているサーヴァントたちが持つ武器である宝具や衣装。それを身にまとったサーヴァントたちによるバトルシーンは、原作同様に迫力ある戦いとなっており目が離せない。特に宝具の真名解放による能力の応酬はプロジェクションマッピングなどで再現されており、大迫力の仕上がりとなっている。
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また、複雑な世界観と用語が魅力の本作だが、客入り前に舞台上に映像で用語解説が流れるなど、本作に初めて触れるという観客にも配慮がされているので、安心して観に行って欲しい。
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ベディビエールが心に抱く真意は？そして、立香たちは特異点の調査・解明・破壊を目的とした任務“聖杯探索”―グランドオーダーを達成することができるのか？『Fate』シリーズの中でも最も壮大な物語が、舞台にて繰り広げられる。
『Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-』の夏公演は、7月17日（月・祝）まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。
なお、秋公演が9月29日（金）から10月8日（日）まで、同じく東京・Zeppブルーシアター六本木で上演されることも決定している。こちらもお見逃しなく（内容は夏公演と同じ）。
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(C)TYPE-MOON/FGO STAGE PROJECT”
（取材・文・オフィシャル提供以外撮影／櫻井宏充）
