2017年12月下旬に大阪にて、「based on origin」project第1弾 怪奇幻想歌劇『笑う吸血鬼』の上演が決定した。「based on origin」には、「原点に基づく」という意味が込められており、生まれた始まりの場所=“地元”に基づいて「エンタメ」を広げていくことを掲げたプロジェクト。第1弾では、脚本に劇団鹿殺しの丸尾丸一郎、演出に悪い芝居の山崎彬という、共に関西出身のクリエイターを迎える。
二人が取り組むのは、1998年から「ヤングチャンピオン」(秋田書店)にて連載された丸尾末広の名作漫画の世界。謎の駱駝女(らくだおんな)から血を受け、吸血鬼となった14歳の美少年・毛利耿之助と、第2の吸血鬼となった同級生の宮脇留奈、二人の運命を、美しく耽美に描く。原作は、2000年に単行本化、2016年9月にはKADOKAWAのビームコミックスより新装版全2巻として刊行されている。
企画・プロデュースを手掛ける4cuは「私たちは、WEBやSNSなどではなく、誰もがもっている『地元(ふるさと)』にて、演劇を通した上質なエンタメ発信を、日本が海外に誇る文化“アニメ”や“漫画”で形にしていきたいと思っております。エンタメ的コンテンツに直接触れることが少ない環境の中、自身の地元にて、しかも地元出身のクリエイターが手がけた生の演劇に感動し、熱く、一生懸命観劇してくれる、そんな、地元に向けた演劇を上演することで、新しい伝統・文化が『現地』で生まれ、根強いファンダムが出来ることを私たちは信じています。自分の『町』を盛り上げたい、地元の伝統を伝えたい、そんなクリエイターの方々とタッグを組んで、一緒に熱い作品づくりを目指していきたいです!」とコメントを寄せている。
怪奇幻想歌劇『笑う吸血鬼』は、12月下旬より大阪・大阪ビジネスパーク 円形ホールにて上演される。
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イラスト:丸尾末広(『笑う吸血鬼』より)
(C)怪奇幻想歌劇「笑う吸血鬼」製作委員会