『ROMALE~ロマを生き抜いた女 カルメン~』が、2018年3月23日(金)から4月21日(日)にかけて、東京・東京芸術劇場 プレイハウスと、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティの2会場で上演されることが決定した。
2008年に上演された『Calli~炎の女カルメン~』をもとに、台本・音楽を一新し、2018年ヴァージョンとして上演される本作。19世紀に描かれたメリメ原作「カルメン」をベースに、カルメンがロマ族として、当時の社会でどのように生き抜いてきたか、小説、オペラでは表現されていない部分が、演出・振付を務める謝珠栄の視点で描かれるという。
カルメン役には、宝塚歌劇団上演『激情—ホセとカルメン—』(1999年)でカルメンを演じた、花總まり。2015年上演の『エリザベート』で第41回菊田一夫演劇大賞に輝くなど数々の受賞歴を持ち、ファンからの圧倒的な人気を誇る彼女が、今回再びカルメンを演じる。
また、階級を越えて愛を貫き通したホセ役には、ミュージカル『花より男子』など話題作に多数出演し、NHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』(2016年)の栄輔役でも話題の松下優也が抜擢された。
以下、上演決定にあたっての花總と松下のコメント。
◆花總まり(カルメン役)
以前宝塚歌劇団在団中にカルメン役をさせて頂いた事があり、もう一度カルメンという女性になれることを、とてもわくわくしながら胸躍らせています。当時も謝先生とご一緒でしたので、再びできることを凄く楽しみにしています。先生は凄くバイタリティ溢れるパワフルな方なので、先生のエネルギーを頂きながら、新しいカルメンを作っていきたいと思います。
◆松下優也(ホセ役)
このカルメンという作品を元々好きな方も、普段ミュージカルが好きな方も、観ない方にも好きになってもらえるような作品になればと、凄く楽しみにしています。謝先生には「おかんやと思って」と、早速、初めてお会いした時に言われたので、良い意味でそのくらいの気持ちで、一緒に愛を持って作品作りができたら良いなと思います。
彼女への愛の深さ故に罪を犯してしまったホセの転落人生、魔性の女「カルメン」の真实の姿を描く、『ROMALE~ロマを生き抜いた女 カルメン~』は、2018年3月23日(金)から4月8日(日)まで東京・東京芸術劇場プレイハウスにて、4月11日(水)から4月21日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。