2017年夏に東京と大阪で上演される舞台『グランギニョル』のメインビジュアルが公開された。本作は、劇作家の末満健一がライフワークとして描き続ける「TRUMP」シリーズの最新作で、永遠の命を持つ原初の吸血種“トランプ”を巡り、様々な思惑が交錯する“ゴシック・ヴァンプ・ストーリー”。メインビジュアルでは、主演を務める二人、染谷俊之と三浦涼介が重厚な立ち姿を披露している。
『TRUMP』は2009年に末満自身の演劇ユニット「ピースピット」で初演。2013年には俳優集団D-BOYSによるDステなどで、キャスト・演出を変えながら再演を重ねてきた。さらに、アナザーストーリーとしてハロー!プロジェクトの演劇女子部にて『TRUMP』の3000年後を描いた『LILIUM -リリウム少女純潔歌劇-』、劇団Patch公演では14年前を描いた『SPECTER』をそれぞれ上演。
約2年ぶりの新作となる『グランギニョル』では、『SPECTER』と同時代に起きた“ある事件”をもとに、『TRUMP』の主人公の一人ウルの父親、ダリ・デリコの若かりし頃、さらにはウルの出生にまつわるエピソードを描く。染谷はダリ・デリコ役、三浦はダリを敵視するゲルハルト・フラ役を演じる。
出演は、染谷、三浦のほか、東啓介、松浦司、栗山航、藤木修、大久保祥太郎、田村芽実、服部武雄、池村匡紀、菊池祐太、吉田邑樹、日南田顕久、田中真琴、後藤菊之介、愛加あゆ 窪寺昭。
ピースピット2017年本公演『グランギニョル』は、7月29日(土)から8月6日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて、8月18日(金)から8月20日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。チケットは、5月27日(土)10:00より一般発売開始。
(撮影/中村理生)