ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の企画展、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」展が、2017年4月28日(金)から5月28日(日)まで、東京ドームシティ内Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて開催される。開催初日には、内覧会が行われ、オープニングセレモニーには演出家のウォーリー木下、主演の須賀健太をはじめ、木村達成、小坂涼太郎、三浦海里、塩田康平、橋本祥平、川原一馬、秋沢健太朗、猪野広樹、冨森ジャスティンと烏野高校排球部のメンバーを演じるキャストが勢揃いした。
晴天ながら強風が吹く中、4月24日(月)発売の週刊「少年ジャンプ」21-22合併特大号の紙面にて発売が発表された劇団「ハイキュー!!」グッズのオリジナルジャージに身を包み、登場したメンバー。
セレモニーでは、まず、ウォーリー木下が「演劇『ハイキュー!!』には、展覧会ができるぐらいアイデアが詰まっていて、初演の頃から(展示会のようなことが)できたらいいなと言っていましたが、それが叶いました。キャストとスタッフが、ワイワイ言いながら、毎日作ってきたアイデアをたくさん見ることができますので、楽しんでください」と挨拶。
続いて、座長の須賀は、「後楽園はジャイアンツさんのホームですよね。烏野のジャージは、オレンジと黒・・・“小さな巨人”にもかかっています(笑)」と、東京ドームシティとのコラボを強調しつつ、「ご来場いただいた方には、僕らのプレイヤーズカード全36種がランダムで配られて必ずゲットしていただけるので、ぜひ集めていただけたらなと。展示では、新しい発見もしてもらえると思います!」とアピールした。
セレモニー前に、少しだけ内覧会を見ることができたという一同。木村は「久しぶりに写真やセットを見たら、ちょっとジーンときちゃって。僕らがやってきたことが間違いじゃなかったと思える瞬間が“そこにあったな”と思えました。今も公演中ですが、最後まで一致団結してがんばっていきたいと思います」と感慨深げだった。
また、展示の見どころについては、小坂が「演じているキャラクターとはまた違ったそれぞれの個性が分かると思います」と展示会の最後に飾られているキャスト全員の色紙を挙げ、三浦は「セットについている跡や傷があったり、飾られているお面にはメイクがついていたりするので、皆さんにも“こんな感じだったんだ”と感じてもらえるかなと」細かい部分を取り上げた。
初めて歩いたレッドカーペットに感動しているという塩田は「演劇『ハイキュー!!』と掛けまして、『ハイキュー!!』展を観た今の気持ちと解きます!」と、とっておきの‘塩田謎掛け”を披露。須賀が「その心は?」と問うと「“かんげき”です!!」と見事に答え、一同を感心させていた。
「もしかしたら、舞台よりも先にこの展示会を見る方もいらっしゃるかも」と、言っていた橋本と川原は「今までの演劇『ハイキュー!!』の歴史と、『ハイキュー!!』愛がたくさん詰まっています。展示会を観て、舞台も観て、演劇『ハイキュー!!』の世界に浸ってくれたら嬉しいです」(橋本)、「僕たちが一から作ってきた軌跡を、この展示会で少しでも感じてもらえたら」(川原)と、それぞれコメント。
劇中で部の主将を務める秋沢は「劇団『ハイキュー!!』と言われるように、様々なアイデアが出されてきた中で、厳選されたものを一つの舞台として作り上げてきました。その中には、選ばれなかったアイデアもありまして。小道具まで出来上がっていながら、使われなかったものもあるんですね。展示会の中ではそれも見られるので、そういうところも楽しんでもらえたらなと思います」と、3年生チームから“巻いて(笑)!”とサインが出るほど、熱弁を振るう。
ちょっとマニアックなポイントに注目していたのは猪野。「”烏野、復活!”の合宿のシーンで使われた布団とかも飾られています。触ってはいけないんですけど“はふはふ”したらもしかしたら匂いが分かるかも(笑)」と意外な点を挙げ、笑いを誘った。
そして、この『ハイキュー!!』展最大の目玉とも言える、過去の公演で使われた八百屋舞台の展示に触れた冨森は「この舞台、今まで経験してきたどの舞台よりもキツいと(キャストの中で)評判でして。皆さんも、あの実際の傾斜の上に立って“これはキツい!”と体感してもらえたら(笑)」と語った。
ちなみに、八百屋舞台の傾斜は6度から7度ほどあるという。塩田曰く「女性の方、5cmぐらいのヒールを履いてくると、舞台と平行になってしまうので!スニーカーだと、僕らの感覚を分かっていただけるのではないかなと思います(笑)」とのこと。
セレモニーの最後に行われたテープカットも、皆「これ、一度やってみたかったやつ!」と大盛り。演劇『ハイキュー!!』の大切な日は雨が多かったというが、明るい晴天の中、キャストたちの顔にはハレの日を彩る笑顔が咲いた。
最後に、改めて「演劇『ハイキュー!!』が始まって、2年経ちました。一歩一歩、作品と共に歩んで来た一つの結晶として、こういったものが実現できたことを、僕たちもとても嬉しく思います。皆さんへの感謝の気持ちがこもっていますので、ぜひ楽しんでください」と、ファンへメッセージを送った須賀。そして「言い忘れていたんですが、会場に入ってすぐの辺りに、日向のマネキンがあります。幼稚園生ぐらいの大きさのマネキンに、僕の衣装が着せられておりますので・・・想像よりも相当小さい設定になっております。こちらの方も、実際に入ってチェックしていただけたらと思います」としっかり笑いを取り、セレモニーを締めくくった。
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」展は、4月25日(火)から5月28日(日)まで、東京ドームシティ内Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて開催。平日は12:00から20:00まで、GW期間および土日祝日は10:00から22:00まで。
※5月9日(火)は休館日
※GW期間は4月28日(金)~5月7日(日)
※日時指定制、前売は整理番号あり
※未就学児は無料、ただし単独入場不可
(C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会