舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』Da-iCEの花村想太&岩岡徹を直撃!ビジュアル撮影レポート

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2017年4月7日(金)に大阪公演より舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』の上演が始まる。本作は、月刊「コミックゼノン」(ノース・スターズ・ピクチャーズ)にて連載されている人気漫画を原作とし、幕末、闘いに生きた新撰組副長の土方歳三、沖田総司らの友情や激しい命のやりとりを描いた物語。この熱い男たちを、5人組ボーカルグループ「Da-iCE」の花村想太と岩岡徹が演じる。エンタステージは、そのビジュアル撮影現場に潜入。レポートとミニインタビューをお届けする。

個別に行なわれたビジュアル撮影では、それぞれスタッフと入念に打ち合わせ、表情やポーズ、刀の抜き方にまでこだわって打ち合わせを重ねていく。壁一面にはコミックスから抜粋したカットが貼られ、撮影が進む度に何度もその絵を確認。撮影の合間にもコミックスを開いて研究を続けるなど、二人とも余念がなかった。一方で、先に撮影を終えた花村が、岩岡に「カツラ違和感ないね~」「ハマってる!」と声をかけ、和ませる一幕も。

舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』ビジュアル撮影_2

撮影の合間に、花村と岩岡に話を聞くことができた。今回の出演について、花村は「お芝居はもともと好きで、10年前に小さい劇団で何回か舞台に挑戦したことがあったんです。でも、自分が表現したいことが思うようにできなくて・・・途中で挫折したんですね。だから、今回オファーをいただいた時は正直不安もありました。でも、ちょうど同じタイミングで親に会う機会があり相談したところ、『昔、何にでも挑戦していた自分を忘れていない?』と言われて。初心に返り出演を決意しました」と振り返る。

岩岡は、「Da-iCE」結成前、今回演出を手掛ける岡村俊一の作品に、アンサンブルとして出たことがあるという。「違ったフィールドにチャレンジしてみたいという思いがあったので、よい機会に恵まれて嬉しかったです。そして、今回はメインキャストとして、改めて岡村さんとご一緒できることに、すごくご縁を感じました」と、特別な思いを抱いている様子。

舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』ビジュアル撮影_3

自身が演じる役について聞くと、花村は「共感できるところがたくさんあったんです。僕も、昔からかなりの自信家なんですが、たくさん鼻をへし折られて今に至るので(笑)。でも、ファンの方の中には僕にそういうイメージを持たれていない方もたくさんいると思うので、土方を演じるにあたって、自分の強い部分を呼び起こしてステージに立てたらいいですね」と語った。

普段の花村をよく知る、岩岡は「想太は確かに似てる(笑)」とその言葉に太鼓判を押す。一方で、自身については「僕は結構しっかり者なので。ふわふわちょこまかする沖田とは違うかもしれないです。でも、想太のように自分との近さも一つの魅力ですし、僕のように役と対照的な部分が多いのも演技ならではの面白みが出ると感じています。僕ならではの沖田が演じられればと。違った自分と出会えるのが、今から楽しみですね」と冷静に分析。

「Da-iCE」においての二人は、「なんでも話す弟のような花村と、兄のようにそれを聞いて受け止める岩岡」という関係だというが、舞台出演が決まってからは、二人で話し合うことが増えたそう。岩岡は「今回、役の上では僕が弟のような存在なので、それもまた、おもしろいですね。これまで培ってきたグループの絆を“いい意味”で舞台上でも出せたら。作品においての一つの味になるのかなと思っています」と語った。

舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』ビジュアル撮影_4

本作には、アクションや殺陣もふんだんに盛り込まれている。殺陣とアクションにも初挑戦となる二人は「難しいけれど、ダンスでやってきたことを活かせるところもあるなと思います」と持ち前の勘の良さを感じさせつつ、花村は「経験のある皆さんに追いつけるように、影の努力をこそこそとやり続けたいと思います(笑)」とこっそり打ち明けていた。

最後に、公演に向け「どんな仕上がりになるのか、僕自身もすごく楽しみです。共演者の皆さんと、めちゃくちゃいいものを作ろうと気合いを入れて励んでいるので、観て後悔させない時間を必ずお届けします!」(花村)、「出演が発表されてから、ファンの方にお会いする度に楽しみだと声をかけていただきました。きっと“大丈夫かな?”っていう親心みたいな部分もあると思うんですけど(笑)。原作の世界観を壊さないように、かつ、自分ならではのオリジナリティのある沖田総司が演じていけたらと思います。チーム一丸となって、すごい作品を作り上げますので、よろしくお願いいたします」(岩岡)とそれぞれメッセージをくれた二人。

“役者”という新たな一歩を踏み出す「Da-iCE」の二人に注目だ。

舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』ビジュアル撮影_5

舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』は、4月7日(金)から4月10日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて、4月20日(木)から4月30日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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