日本テレビほかにて放送されてきたTVドラマ『男水!』が、2017年3月11日(土)に最終回を迎えた。最終話となる第8話が放送された当日には、『男水!』最終回直前イベントを東京・よみうりランド 日テレらんらんホールにて開催。イベントの1部と2部の間に行われた囲み会見には、松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎、赤澤燈、佐藤永典、小澤廉、池岡亮介、神永圭佑、廣瀬智紀が登壇し、ドラマへの想いや舞台に向けた意気込みを語った。
まず、主人公・榊秀平役を演じた松田は、ドラマの最終回放送について「昨年11月に行った壮行会で、意気込みとして話したことが、ドラマの最終回を通して皆さんに伝わっていればいいなと思います」と振り返った。篠塚大樹役の宮崎は「一視聴者として楽しんでいるので、終わってしまうと思うと寂しいですね。約1ヶ月かけて撮影して、ついこの間始まったばかりだと思っていたんですけど」と名残惜しんだ。
“オネエ”であるマネージャー・小金井晴美役の赤澤が「マネージャー役なので、僕自身が泳ぐことはなかったんですけど、撮影に入る前の練習から皆を見てきました。最終話にはドラマを通して成長していく皆の姿のが、如実にあらわれていると思います」と周囲の変化を感じたそう。
1年生役の滝結太役の佐藤と原田ダニエル役を演じた神永も「ダイジェストを観て、回が進む度に顔つきが変わってきているなと思いました」(佐藤)、「1年生二人は人間的に成長していると思います」(神永)と個々にその実感を語った。
また、3月1日(水)に発売されたBlu-ray&DVDの上巻が、オリコンランキングのドラマ部門で1位を獲得したことに話が及ぶと、秀平たちの通う東ヶ丘高校の前に立ちはだかる強豪・龍峰高校のエース藤川礼央役を演じた安西は「街中で『バタフライの機嫌悪い方だ!』と言われることがありました。観てくれているんだと実感できて、嬉しかったです」というエピソードを披露。
また、神宮一虎役を演じるため金髪だった池岡は「役柄としての見た目から、新宿とかで怖い人に絡まれることが多くなりました(笑)」という役者の醍醐味(?)も明かした。そして、平光希役の小澤は「普段、舞台を観に足を運べない方も観てくれていたようで、地上波っていろんな人が観てくれているんだということを自覚しました。第2弾もあったらいいなと思っています」とファンからの反響の大きさも身にしみている様子だった。
TVドラマは最終回を迎えたが、この後、4月12日(水)にはBlu-ray&DVDの下巻の発売、5月には舞台化も決定している。5月の舞台について、東ヶ丘高校の臨時コーチとして登場した川崎亮也役の廣瀬は「舞台は、僕らのホームラウンド。この『男水!』で興味を持って、初めて舞台を観に来てくださる方も多くいらっしゃると思います。そういう方も巻き込んで、盛り上げていきたいです」と意気込んだ。水泳をどう舞台化するのか、注目が集まる中、宮崎は「舞台で出来ないことはないと僕は思っているので、何としても体現して見せます」と力強く宣言。
最後に、松田は「皆さんの期待値も上がっていると思います。正直、自分たちもまだ、どう(舞台を)作っていくのか分かっていないのですが、ドラマの世界観を、また違った形で観ていただけるのではないかなと思います。新しい舞台を観に行きたい!と思ってもらえるように、しっかりと作っていきたいと思います」と呼びかけた。
ドラマは最終回を迎えたが、まだまだ終わらない『男水!』プロジェクト。今後の展開にも期待したい。
(C)男水!製作委員会