映画『ミス・サイゴン』公開記念トークイベントに泉見洋平&上原理生が登場!

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傑作ミュージカル『ミス・サイゴン』の25周年記念公演を最新技術で撮影した、映画『ミス・サイゴン 25周年記念公演 in ロンドン』が、2017年3月10日(金)よりロードショーとなる。本作の公開を記念したトークイベントが2月27日(月)に開催され、2004年、2008年、2012年、2014年とトゥイ役を演じた泉見洋平と、2012年から昨年2017年1月までジョン役を演じた上原理生が登壇した。

映画『ミス・サイゴン』公開記念トークイベント_泉見洋平

『ミス・サイゴン』の魅力について聞かれた泉見は「イントロの音楽を聴くたびに、身体が反応する。音楽の力はあらためてすごいなと思いました」と語る。続いて、音楽以外の魅力を尋ねられた上原は「扱っているものがベトナム戦争という、身近にあった戦争を題材にしていて、人類の長い歴史の中でいっぱい戦争が起こって、その中で何か学んだはずなのに、でも起こってしまう。それってなんでだろうと思うし、その中で巻き込まれた人の苦しみと悲しみ、でもその中で生まれた愛や、それでも生きてやるんだって強さとかが描かれていて、そういうものが見ている人たちを引き付けてやまないのかなと、あらためて見て思いました」とコメント。戦争という状況下で描かれる愛の物語と音楽が、本作の魅力であると語った。

また、舞台で演じていた当時のことを尋ねられると、「355回出演させていただいたんですけど、演じるたびに、舞台上でしか感じられない新たな感情が生まれるというか。間違えないように演じるというのを超えた、演じている役を生きなければ、この物語を皆さんに伝えられないというのがありまして、本当に死んでも良いというような覚悟があった。色々なことを『ミス・サイゴン』で学びました」と泉見。当時に泉見と共演した上原も、「泉見さんが演じたトゥイの亡霊がとても怖かった」と告白した。

映画『ミス・サイゴン』公開記念トークイベント_泉見洋平&上原理生_2

続いて、映画ならではの魅力を尋ねられた二人。泉見は、「『ミス・サイゴン』を離れてもうしばらく経つんですけど、先ずは音楽だけでキュンキュンしてしまう。舞台映像をただ撮っただけではなく、様々な映像がインサートされていて、カット割りなんかもライブ映像を超えた、まさに『ミス・サイゴン』の映画版という感じで、僕が(トゥイ役を)やっていたという感覚は勿論あるんですけど、全く新しいものを見たという感じもありました」と、長年演じた作品であっても新鮮に感じる発見があったと話す。

映画『ミス・サイゴン』公開記念トークイベント_上原理生

また上原は、「カメラが入ったことで役者の細かい表情もすごく見えて、役者もとてもリアルな芝居をしているから映像になっても全く違和感がなかった。演出がものすごくよい形で生かされていて、また舞台で観るのとは全然違う印象を持つことができたことが、興味深かったですね。一本の映画作品として観ることができたのもすごく楽しかった」とコメント。作品の出来栄えにも申し分ないと太鼓判を押した。

映画『ミス・サイゴン』公開記念トークイベント_泉見洋平&上原理生_3

本作に収められている、歴代の新旧キャストが登壇した25周年記念スペシャルフィナーレについて、泉見は「感動以外の何物でもない」と、しみじみ。上原も、「出演者として、サイゴンファミリーの一員になれたことの嬉しさをあらためて感じた」と喜びを語り、「また世代を超えて新旧キャストが共に演じられる音楽の素晴らしさを感じましたし、『ミス・サイゴン』が伝えようとしているメッセージを改めて多く感じることができました」と、世界中で25年も愛されてきた『ミス・サイゴン』のファンはもちろんのこと、『ミス・サイゴン』を知らない人にもその魅力が十分に伝わる作品になっていることを最後にアピールした。

映画『ミス・サイゴン 25周年記念公演 in ロンドン』は、2017年3月10日(金)よりTOHOシネマズ 日劇他にてロードショー。

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