『ミュージカル イケメン王宮◆真夜中のシンデレラ』が、2017年1月14日(土)に開幕した。原作は、4周年を迎える人気恋愛ゲームアプリ。出演者には、アラン=クロフォード役に新人声優グループ・ツキクラとしてメジャーデビューしたばかりの大海将一郎、同じくルイ=ハワード役にツキクラメンバーの荒一陽、ゼノ=ジェラルド高崎俊吾など若手俳優が勢揃い。演出は鄭光誠が手掛けている。開幕にあたり、大海、荒、高崎からコメントが届いている。
◆大海将一郎(アラン=クロフォード役)
アラン=クロフォード役の大海将一郎です。
ミュージカルに対する見聞はまだまだ浅いのですが、今回この作品に携わらせていただけた事は大きな経験となりました。ミュージカル初挑戦ではありますが、初めてだからこそ学べたことや吸収したモノがあるはずです。歌でもお芝居でも楽しんでいただける、そんな素敵なひと時をお届けしたいです!一人一人個性的なイケメンキャラクターは勿論のこと、王宮で繰り広げられる濃厚なラブストーリーなど、イケメン王宮ならではの世界観を存分に楽しんでいただきたいです。そして観劇中はたくさんドキドキしてもらいたいです!また、キャスト全員が間違いなく口を揃えて唱えるであろう楽曲の素晴らしさは必見、いや必聴だと思います。皆様のお越しを心よりお待ちしております!
◆荒一陽(ルイ=ハワード役)
ルイ=ハワード役の荒一陽です。
自分にとって約1年振り2回目の舞台で、名前付の役は初となります。ミュージカルということで楽曲も豊富で、自分が歌わない曲もついつい口ずさんでしまうような曲ばかりなんです!その楽曲にダンスや演出が付いたパフォーマンスは大きな見どころだと思います。僕が演じる「ルイ=ハワード」は氷で出来た人形と呼ばれているのですが、その氷の人形らしさを自分なりに精一杯表現したいです。新年1発目のお仕事にお芝居!寒い冬も吹っ飛ぶぐらいドキドキさせてみせます!
◆高崎俊吾(ゼノ=ジェラルド役)
ゼノ=ジェラルド役の高崎俊吾です。
今回、人気アプリゲームのミュージカル化ということで、プレッシャーを感じると同時に、とても楽しみでもありました。約1ヶ月半みんなで稽古してきまして、楽曲数も多く、そのどれもが耳に残る名曲ばかりで、ストーリー含めすべての皆様に楽しんでいただける作品となっております!沢山の人に見ていただきたいと思っております!ぜひ、よろしくお願いします。
本作は、庶民出身のプリンセスがウィスタリア国の王子を決めるというストーリー。アプリでは、プリンセスはプレイヤーのアバターとなるため匿名性の高い存在だったが、今回の公演で初めて具体的な描写を持つこととなった。
まず、物語は6分にも渡る壮大な楽曲で幕を開ける。プリンセスを迎える準備中のメイドたちのコーラスから始まり、プリンセスと王子たちそれぞれとの出会い、なぜプリンセスに選ばれたのかなどがテンポよく描かれていく。今回はエンディングがアラン、ルイ、ゼノのマルチルートとなっているが、エンディングだけではなく、物語の途中にもルートごとに違う情景が2シーン描かれている。
ゲネプロは、ルイルートで行われた。氷の人形と呼ばれる、感情を出さない王子との恋を選んだプリンセスは、最後に彼の手を取り、レースで織られたような繊細な曲でゆったりとダンスを踊る。スポットライトの中、豪奢なドレスをふわりと揺らしながら踊るプリンセスと甘いマスクのルイ。二人の姿に客席もうっとりとした空気が流れ、原作の世界観を見事に表現していた。
恋模様の他にも、国王陛下の逝去や隣国の転覆を狙う陰謀とダイナミックな流れがあり、観応えのある仕上がりとなっている。またカーテンコールでは、中世の雰囲気から一転して弾けるようなナンバーで舞台を振り返る。ここでは好きな王子カラーのサイリウムを振ることができるので、キャストと一緒に盛り上がろう。
『ミュージカル イケメン王宮◆真夜中のシンデレラ』は、1月22日(日)まで東京・池袋あうるすぽっとにて上演。
※高崎俊吾の「高」は「はしごだか」、「崎」は「大」の部分が「立」が正式表記
(C)2012 CYBIRD (C)2017『ミュージカル イケメン王宮◆真夜中のシンデレラ』製作委員会
(撮影/吉岡晋)