人気女流小説家の江國香織と作詞家の森雪之丞による連弾詩集「扉のかたちをした闇」(小学館)の発売を記念した朗読会が、2017年1月23日(月)に行われる。この詩集には、1年12ヵ月をテーマに、江國が書いた詩を受けて森が応える連詩が収められている。この1日限りのスペシャルなステージに、神木隆之介が出演することが発表された。
小説、作詞と異なるフィールドで活躍する江國と森は、番組出演を機に交流を深め、2012年に朗読会「扉のかたちをした闇」を二人で開催。この朗読会をきっかけに、2013年から2016年まで、同タイトルで雑誌「本の窓」(小学館)にて連載を行ってきた。
神木は、昨年12月1日に東京・武道館にて開催された「Act Against AIDS」(エイズ啓発を目的としたチャリティ・イベント)のステージで、森の詩「あなたに泣いてほしくて」を朗読した。それを聞いた森が、神木の朗読の才能に惚れ込み、今回の出演をオファー。神木も快諾したという。
この朗読会は、森自身が構成を手掛け、演出は繊細な世界観を作り出すことに定評のある小林香が担当。さらに、江國との共演も多いピアニストで作曲家の園田涼が、演奏で加わることも決定している。
今回の上演にあたり、江國、森、神木からコメントが届いたので紹介しよう。
◆江國香織
言葉でできていて、普段は本のなかに閉じ込められている詩を、
声にして本の外に放つのは、しゃぼん玉をとばすことに似ています。
当日、会場が無数のしゃぼん玉でいっぱいになりますように。
◆森雪之丞
1年前、Act Against AIDSのイベントで僕の詩を読んでくれた時、神木君の美しい声は“無垢で静謐な魂の振動”だと知りました。
江國さんと連弾で生み出した詩たちが、神木君の魂を震わせて、どう響くのか?
それはもう楽しみでしかありません。
◆神木隆之介
この度、朗読会に参加させていただくことになりました。
僕自身初めての経験なので期待と不安で一杯ですが、雪之丞さんの書かれた想いと、一つ一つの言葉の音を大切に読みたいと思います。会場でお待ちしています。
連弾詩集『扉のかたちをした闇』発売記念朗読会は、2017年1月23日(月)に東京・日本橋三井ホールにて行われる(17:00公演、19:30公演の2回)。チケットの一般発売は、1月14日(土)より開始。
【小学館「扉のかたちをした闇」特設ページ】
http://www.shogakukan.co.jp/pr/tobira/