2016年3月に上演され、原作の再現性や実力派キャストらによる熱演で会場を感動の渦に包んだミュージカル「さよならソルシエ」が、2017年3月17日(金)から、東京・シアター1010にて再演されることが決定した。本作は、ゴッホ兄弟の確執と宿命、そして絆を、生演奏ピアノのみの音楽と美しい照明で綴り、大人の2.5次元作品として大好評を博した。
原作は「月刊フラワーズ」(小学館)にて2012~13年に連載された漫画「さよならソルシエ」(作/穂積)。「このマンガがすごい!」2014年オンナ編で堂々の1位を獲得したほか、全2巻の単行本は累計発行部数50万部を突破した、20~30代女性から熱い支持を得ている大人気作品。
そして、初演に引き続き、良知真次と平野良がゴッホ兄弟を演じることも発表された。
以下、今回の再演決定にあたり二人から寄せられたコメントを紹介。
◆良知真次
原作のartな世界観を一切壊すことなく、musicalという魔法をかけ更にpower upし、キャスト・スタッフと共に初演をなぞるのではなく、新たな絵具でstageに描き皆様に“ギフト”したいと思います。ソルシエ(魔法使い)として。それが、僕の宿命(さだめ)です。
ミュージカル「さよならソルシエ」再演、墓場まで、いや、あの世まで持っていっていただきたい。
◆平野良
昨年3月に悪戦苦闘しながらも、とても鮮やかにキャンパスを彩った「さよならソルシエ」再演ということでただただ嬉しい気持ちです。こんなに早くこの作品に再会できるなんて。
ピアノだけのミュージカル、最初は戸惑いと不安を感じていましたが、いざ本番を迎えてみると生き生きと音符が踊り出しソルシエの世界を染めていく、まるでアートのような空間が今でも鳥肌をたたせます。
初演で出し切ったというくらい自分をぶつけましたが、再演なのでその向こう側へ行けたらいいなと意気込んでます。弟テオドルスの良知さんとの再共闘にもワクワクします。より一層“手を”握り合ってどこまでも行けたらいいなと思います。
ミュージカル「さよならソルシエ」(再演)は、2017年3月17日(金)から3月20日(月・祝)まで、東京・シアター1010にて上演される。
【あらすじ】
舞台は19世紀末のパリ。のちの天才画家フィンセント・ファン・ゴッホとその弟で、画壇界を席巻する天才画商のテオドルス・ファン・ゴッホ。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった。
(C)穂積/小学館フラワーコミックスα (C)ミュージカル「さよならソルシエ」プロジェクト