11月22日(火)、帝国ホテル東京にて、「クリスマスイルミネーション 2016 点灯式」が行なわれ、元宝塚トップスターの女優・柚希礼音が、クリスマスツリーとイルミネーションの点灯に参加。ツリーに飾られているシュガークラフトでできた手作りのオーナメントを、「食べたいです」とうれしそうに眺めていた。
柚希も感動したオーナメントを手がけたのは、アメリカ・ワシントンD.C.を拠点に活躍するマギー・オースティン。過去にホワイトハウスのクリスマス装飾も担当した経験も持つ、ケーキデザイナーだ。高さ6メートルのもみの木に、600個のオーナメントを飾りつけ、そのうちの240個をシュガークラフトで製作。ひとつひとつ丁寧に、ハンドメイドで仕上げていった。ひとつ作るのに2時間かかるそうで、これには柚希も「えー?!」とびっくり。オースティンの祖母のジュエリーから着想を得て、カメオをあしらった繊細なものをはじめ、製作にはトータルで約2ヶ月を要したという。
また、2017年1月4日(水)から、帝国ホテル東京のそばにある日比谷シアタークリエにて上演される舞台『お気に召すまま』に、柚希がロザリンド役で出演する関係で、作品をイメージしたケーキも登場。『お気に召すまま』は、シェイクスピア原作の舞台を、ミュージカル『春のめざめ』でトニー賞最優秀演出賞を受賞したマイケル・メイヤーが、1967年のアメリカに置き換えた大胆な演出が話題となっている作品だ。
オースティンは、「ヒッピームーブメント時代が舞台になっていると聞き、ケーキの表面には、ヒッピースタイルの細工がされたレザー、ペイズリー模様を表現しました」と解説。柚希も、最後の仕上げとしてデイジーの飾りつけを手伝い、ケーキを完成させた。ほかに、帝国ホテルでは、柚希の愛称にちなんだ青いカクテル「チエ」や、まだ柚希が提案中だが強く希望している「ロザリン丼」など、『お気に召すまま』とのコラボメニューが楽しめる。
そして、株式会社帝国ホテル代表取締役社長の定保英弥も加わり、3名で点灯スイッチをオン。きらびやかな明かりがともると、「もうクリスマスだなあって感じがしてきました」と柚希。また、近日から稽古が始まるらしく、「緊張するんですが、また新しい皆様と、新しい自分としての新しい役を愛して楽しんで、1月4日を迎えたい」と意気込みを見せる。「皆様、ぜひ『ロザリン丼』を食べて、『チエ』を飲む前に、私のロザリンドにも会いに来ていただければと思います」とアピールし、会場の笑いを誘った。
舞台『お気に召すまま』は、2017年1月4日(水)から2月4日(土)まで、日比谷シアタークリエにて上演される。
◆『お気に召すまま』×帝国ホテルコラボレーション企画
・「『お気に召すまま』タイアップカクテル」は、2016年12月1日(木)~2017年2月4日(土)まで、帝国ホテル本館17階「インペリアルラウンジ アクア」にて提供
・「シアタークリエ×パークサイドダイナー 10周年タイアップメニュー」は、2017年1月4日(水)~2月4日(土)まで、帝国ホテル本館1階「パークサイドダイナー」にて提供
(取材・文・撮影/尾針菜穂子)